電子工作記(2010年11月よりつれづれなるままに)
電子工作の初心者ですので、間違いがあるかもしれません。記載されている内容をご使用になる場合は、御自身の責任において行ってください。 記載内容に関するご質問等を頂いても回答いたしかねますし、記載の内容がもとで不利益/不具合が生じても一切の責任を負いませんので、予めご了承下さい。
2010年と2011年に作ったもの(Products made in 2010 & 2011)
・バッテリー放電器その1(Battery Discharger #1)
・ランチャーライト・・・点滅ライト(Flush Light #1・・Modification to the blinkling light)
・006P充電池の簡易充電器(Battery Charger for 006P Battery )
・ホッ○イマズマもどきの製作(Car Battery Smoothing Unit)
・可変電圧電源装置(Adjustable Voltage Power Source)
・デジタルCメーター(Digital Capacitance Meter)
・誘導ライト(Blinkling Red LED Light)
・文字盤が光る時計(Digital Clock)
・非常用室内灯(LED Room Light in case of blackout)
・ストップウオッチ時間測定アダプター(Self-Active Time Measuring Device)
・拡大鏡のヘッドランプの交換(Modification on Miniature Bulb to LED)
・プリント基板製作の準備(Preparation of Printed-Circuit Board)
・PIC用ソケットアダプター(PIC=Peripheral Interface Controller Socket Adapter)
・LCメーター(コイルとコンデンサー容量測定器)(Inductance/Capacitance Meter)
・1日3回5分間散水するタイマー回路の製作(Timer for the Garden Sprinkler)
・ランチャーライトその2・・・保安炎筒(Blinkling Light ico emergency on the road)
・ランチャーライトその3・・・ランチャーライトを使ったブラックライト(Black Light)
・車載FMラジオ用のノイズフィルター(Noise Filter for the car radio)
・周波数カウンタ(Frequency Counter)
・温度計#1(Digital Temperature Indicator #1)
・14.5℃でON、20℃になったらOFFになる回路(ON at 14.5 deg C and OFF at 20 C)
・温度計#2 (Digital Temperature Indicator #2 w/AC adapter)
・温湿度計(Digital Thermohygrometer)
・夜、人が近づくと明かりが点く防犯灯その1(LED Night-Light w/sensor #1)
・夜、人が近づくと明かりが点く防犯灯その2(LED Night-Light w/sensor #2)
・人が近づくとブザーが鳴るダミーの防犯カメラ(Fake Security Camera)
・防犯ブザーその1(Security Buzzer for windows/doors #1)
・防犯ブザーその2・・・100円ショップのブザー(Security Buzzer #2)
・防犯ブザーその3・・その1で作ったブザーの音を大きくしたい・・(Security Buzzer #3)
・バッテリー放電器その2(Battery Discharger #2)
・ダイソー200円ヘッドランプの改造(Mods on the head lamp to the 1W Power LED)
・LEDを使った就寝用常夜灯(One minute Night-Light)
・お風呂水位警報装置(Bathtab Water Level Warning Device)
・導通チェッカーその1 (Continuity Tester #1)
・導通チェッカーその2 (Continuity Tester #2)
・AVRもやってみたい・・・ (ATMEL AVR Writer)
・ワイヤリングペン(Wiring Pen)
2012年に作ったもの(Products made in 2012)
・夜、人が近づくと明かりが点く防犯灯その3(LED Night-Light w/motion sensor #3)
・夜、人が近づくと明かりが点く防犯灯その4(LED Night-Light w/motion sensor #4)
・AVRライターその2、HIDaspxライター(AVR writer#2: HIDaspx Programmer for AVR)
・AVRライターその3、PICkit2がAVRライターとして使える?!(AVR writer #3: PICkit2)
・AVRライターその4、pic18spxプログラマー(AVR writer #4: PIC1814K50 Programmer)
・AVRライターその5、ヒューズリセッター(AVR writer #5: Fuse Resetter)
・AVRライターその6、USBaspプログラマー(AVR writer #6 USBasp Programmer)
・AVRライターその7、USBaspプログラマー#2 (AVR writer #7 USBasp Programmer #2)
・006P充電池用充電器その2 オートパワーオフ仕様(Battery Charger #2 for 006P)
・秋月ATMEGAボードでArduino互換機を作る(Compati boad w/the Arduino)
・リチュウムイオン電池放電器 (Lithium ion battery discharger)
・周波数カウンタ用プリスケーラ#1 (Prescaler #1 for the Frequency Counter)
・C言語の勉強(Learning C Language)
・周波数カウンタ用プリスケーラ#2 120MHZ まで作動(Prescaler 4 Freq. Count. upto 120MHz)
・NaPiOnを使ったインテリルームランプ(Intelligent Room Lump w/motion sensor)
・秋月の10W+10WステレオD級アンプモジュールの改造(Mods on the 10W class-D Stereo Amp)
・車用バッテリー機能回復装置の製作その1 Nchの回路(Battery Desulfation Pulse Gen. #1)
・車用バッテリー機能回復装置の製作その2 Pchの回路(Battery Desulfation Pulse Gen. #2)
・秋月のLCDオシロスコープキット(SMD実装済み)の組立(Assembling of the Oscilloscope kit)
・車用12Vバッテリー充電器の製作 (Batterey Charger for the 12V Lead Acid Battery)
・以前作ったものの再製作(Reproduction of the products that ware made in the past)
・導通チェッカーその3(Continuity Tester #3)
・超音波による犬・猫あっち行け装置の回路レビューその1(Cat & Dog Repellent Circuit #1)
・超音波による犬・猫あっち行け装置の回路レビューその2(Cat & Dog Repellent Circuit #2)
・超音波による犬・猫あっち行け装置の回路レビューその3(Cat & Dog Repellent Circuit #3)
・超音波による犬・猫あっち行け装置の製作準備(Prep for the Cat & Dog Repellent)
・車用12Vバッテリー充電器の基板をプリント基板に変更(Made a PCB for 12V Battery Charger)
・超音波による犬・猫あっち行け装置の回路レビューその4(Cat & Dog Repellent Circuit #4)
・超音波による犬・猫あっち行け装置の基板製作(PCB fab. of the Cat & Dog Repellent)
・ネズミあっち行け装置の組立その1(Fabrication of the Mouse and Pest Repellent #1)
・ネズミあっち行け装置の組立その2(Fabrication of the Mouse and Pest Repellent #2)
・ネズミあっち行け装置の組立その3(Fabrication of the Mouse and Pest Repellent #3)
・犬・猫あっち行け装置の組立(Fabrication of the Electronic Cat & Dog Repellent)
2013年に作ったもの(Products made in 2013)
・Dell Mini9のアップグレード(Dell Mini9 Upgrading)
・我が家のデスクトップPCのアップグレード(Upgrading my inhouse desktop PCs)
・PC用スピーカーの修理(Reconditioning the speaker system for the inhouse PC)
・PC用スピーカーの修理その2(Reconditioning the speaker system for the inhouse PC#2)
・Dellラップトップのバッテリー交換(Replaced the battery for my laptop with the new one)
・我が家のLANシステムの再構築(Resetting inhouse LAN System)
・ディスクサンダーのモーターコントローラー(100V Power/Motor Control Unit)
・Windows8をWindows8.1にUpgradeしました(Upgraded my Windows8 to Windows8.1)
・オシロスコープ買っちゃった(Ive bought an Oscilloscoooope!)
・SOPアダプタの作成(Preparation of the 8pins DIP conversion board for my PIC writer)
・LEDドライバCL6808による定電流回路(Constant current circuit board for LEDs)
・LEDテスターの制作(LED Tester)
・可変定電流LEDドライバ(Variable constant current driver for the power LEDs)
・ウエッジT10LED球(T10 wedge base LED bulb for my Fiero)
・1156シングルフィラメントLED球(1156 Bulb)
・1156/2057用定電流LEDドライバ(constant current driver for the 1156/2057 Bulbs)
・フィエロのサイドマーカー用定電流回路(constant current driver for the Marker Light)
・LEDを使った就寝用常夜灯(One minute NIght-Light automatically activate・・・・・・・・)
2014年に作ったもの(Products made in 2014)
・リヤウインカー用1156LEDバルブ(1156LED Bulbs for the rear flusher)
・フィエロのリア"PONTIAC"照明用194バルブLED(194 Bulbs for the illumination "PONTIAC" of my Fiero)
・フロントのPark/Turnとリアストップ用2057LEDバルブ(2057LED Bulbs for Park/Turn and Stop)
・秋月の超低温/超高温(-200℃〜1250℃)測定用温度計(Temp. indicator capable of measuring from -200C deg. to 1,250C deg.)
・3rd ブレーキライト (LED 3rd Brake light)
・ウインカー用ICリレー(LED compatible flusher)
・PICkit3
2015年に作ったもの(Products made in 2015)
・秋月の鉛蓄電池充電キット(Battery Charger #2)
・実験用電源(Direct Current Stabilized Power Source)
・Fieroのマップランプとドームランプ(Map and Dome lamps for my Fiero)
2016年に作ったもの(Products made in 2016)
LEDナンバー灯とかその他のLEDランプとか(LED License plate lamps and other miscellanious LED lamps)
FieroのMap/Dome lampに続いて、LEDのナンバー灯やリアの車幅灯等の予備を作っておくことにしました。
年を経る毎に、ものを作るのがだんだんと面倒になってきました。
これではいかぁぁ〜ん!!と思いつつも・・・、今のうちに予備のランプを作っとこ、・・・と・・・。
まずは、ナンバー灯ですが、現状の1灯当たり日亜フラックスx1+5φx1の組み合わせに代えて、予備品は今回Map Lampで使った明るい日亜の白色5φ砲弾型NSDW570GS-K1(@70mA 140°)を2個使います。
18mAのCRDx3パラ=54mAでドライブしてみましたが、このLEDは結構熱くなるようです。
実験用電源を使い14.4Vで15分ほど点灯したときのCRD側の温度は室温10.9℃に対し64℃、LED側は43℃程になりました。
なお、LED廻りの温度測定には、秋月の「-200℃〜1250℃が測れる温度計」を使いました。
こりゃぁ、長時間の連続点灯で夏の熱帯夜に走るのはちょっと、厳しぃーかぁ?・・・。
ということで、CRDを18mAx2パラに変更してみました。 CRD側の温度は一挙に42℃まで下がりましたが・・・、
18mAx2パラでも明るさ的には、まぁまぁで(上の写真)、そんなに悪くはありません。
巷で流行っているように、ナンバー灯を際立って明るくするつもりは全くありませんし、ナンバープレートが読み取れる電球と同程度の明るさがあればいいので、電流値はCRD18mAx2パラとしました。
完成形です。 放熱対策と耐振動のため、エポキシ樹脂で、基板裏側をコーティングし、T10ウエッジベースに固定します。
ナンバー灯のソケットの電極は+−が左右対称となるため、左側のランプ、右側のランプと電極を個別に設定するか、ブリッジダイオードをセットする必要があります。
次は、リアの赤色車幅灯です。
LEDは日亜のFlux赤色超広角NSPRR60BS(50mA 7.6lm 150°)を1個使います。 T10ウエッジベースを使います。
これをCRD15mAx3=45mAパラでドライブしてみました。
CRDは、触れた感じがそんなに熱くはなかったため・・・たぶん50℃ほど、温度測定結果は写真には残していませんが、OKとしました。
次は、ゲージクラスター用ランプの実験です。
計器板の照明は、パワートランジスター(2N3055)による調光装置が付いているため、定電流回路は不向きです。
そのため、CRDの代わりに抵抗を使ってみることにしました。
LEDはリアの車幅灯と同じ日亜のFlux赤色超広角NSPRR60BSです。
計器板はイルミネーションが赤色なので、LEDは電球色か赤色かのどちらかしか選択できません。
まずは3/4W270Ωのチップ抵抗(14.4Vの電圧で約40mAの電流値)でドライブしてみました。
チップ抵抗は放熱対策のために、基板に密着させます。
14.4Vの電圧では、チップ抵抗の表面は結構熱くなりました。 下の写真は15分ほど通電した時の温度です。
夏場は100°近くになりそうです。
ここで、基板裏面(抵抗を取り付けた側)に放熱対策を兼ねて、エポキシ樹脂を塗ったところ・・・、
エポキシ硬化後、同じ15分ほどの通電後に表面を触ってみると、ほんのり暖か程度となりました。 遮熱と基板への伝熱効果が出たのだと思います。
ただ、調光の点から見ると電圧が8V辺りまでは、見た目、明るさに変化が見られないので、現状の194電球を使い続けた方がいいのかも・・・という結論で、このLEDは、リア車幅灯の予備に使うこと没にしました。
次は、フロントフェンダーの車幅灯兼ウインカーです。 これもT10ウエッジベースです。
現在装着しているのと同じ、黄色の3mmLED(OptoSuply製OS5YAA3131A typ.@20mA 30°)を6個使った予備品です。 LED3個を18mAのCRDでドライブします。
明るさ的にはまぁまぁと思いますが、今回、リアの車幅灯で日亜の赤色LEDをCRD15mAx3=45mAパラでドライブした時の発熱結果が良かったので・・・思ったほど熱くならないという意味で・・・、フロントフェンダーの車幅灯兼ウインカー用に同じCRD15mAx3パラ=45mAで日亜の超広角Flux電球色(NSPLR60CS-K1@50mA,150°)を使ったものを作ってみました。 CRD廻りの実測温度は45℃ほどでした。
結果はこちらの方が明るくて、指向角が150°なので、30°のOS5YAA3131Aと比べると、光の広がりからもお勧めです。 リアの赤色車幅灯としても使えます。
電球色のLEDは、レンズカバーの色が「黄色」「赤色」のどちらにも使えまし、同じ電流値なら黄色とか赤色のLEDより明るくできます。
今回フロントフェンダー用としてはもう1種類、実験用として日亜の5φ超広角電球色(NSPL570DS@20mA 130°)を3個使ったものを作ってみました。 18mAのCRD1本でドライブするので、低電力かつ熱の心配がなく、3LEDなので明るさもそこそこです。
まだ、取り付けの確認はしていませんが、レンズカバーにLEDが当たるようなら、リードのストッパーを切ってLEDの出を下げる必要があるかもしれません。
最後は、室内の足下灯です。 現状のものと同じ仕様です。
日亜の超広角雷神NSPWR60CS-K1(@50mA 150°)白色を5個使ったものです。
15mAx3パラ2セットで2個組と3個組のLEDをドライブします。
今回、耐久性と品質がいいと言われている日亜のLEDを使ってみました。 耐久性がよければ、これ以上予備品を作らずにすみますので・・・。
追伸1-小物を忘れていました。
まずは、灰皿照明のLEDです。
5年程前に作った白色LEDの照明ですが、白色は亜鉛メッキの灰皿に・・・亜鉛メッキの灰皿って時代を感じますよね・・・対しては見栄えが良くなかったので、電球色のLEDに変更することにしました。
小物入れとして利用している灰皿の蓋を開けたときに、電球色の方がなんとなく落ち着きます。 LEDは上で使った、日亜の5φ超広角電球色(NSPL570DS@20mA 130°)としました。 18mAのACRDでドライブします。
T5のウエッジベースを使用します。 灰皿トレイの正面を照らすためには、LEDの向きをウエッジベースの差し込み面に対して、ちょこっとひねった状態で接着固定必要があります。 また、電極も右と左で異なります。 もし、自作される場合は、現状のソケットの向きと、電極を確認して下さい。
予備も含めて2個づつ作りました。
次は、オートトランスのシフトセレクター用の照明です。
今回、明るい日亜の電球色LED(NSDL570GS-K1,25lm@70mA指向角140°)を使ってみることにしました。 セレクターの赤色部分のみが照明される構造なので、LEDは白色よりも電球色がいいのです。
この日亜のNSDL570GS-K1は電球色というよりは・・・私の目は、どちらかというと黄色に近いぞこれは・・・、と言っております。
FieroのオリジナルのソケットはT5用です。 これに、定電流回路を接続してドライブします。
LED部分は球切れの場合でも簡単に交換できるよう、定電流回路部分とはソケット接続としました・・・日亜製のLEDなので・・・たぶん、交換することはまずないと思いますが・・・予備は念のため。
LEDをセットしているT10ウエッジベースは、LEDの「出」を調整するためのものです。 LEDを出し過ぎると、長手方向(シフトセレクターの「P・R・N・D・2・1」の表示方向)の主には「P」と「2」「1」の光量が不足しますので、出寸法はライトウエルの底板からちょこっと顔を出すぐらいがいいのでは、と思います。
ソケット左側の黒色の熱収縮チューブの部分は、被せる前に写真を撮るのを忘れたのですが、以前ストップランプを製作するとき作った、CL6808を使った「子亀定電流回路」とブリッジダイオードを組み合わせたものです。 ブリッジダイオードは、もともとのソケットにT5ウエッジベースを差し込んだとき、電極の+−を気にすることなく接続できるようするためのものです。
2.2Ωの電流設定抵抗を取り付けたこの定電流回路の実測値は、70mAびったりでした。
こんな感じでコンソールのライトウエルにアルミテープで取り付けます。
接着剤を使うと、球切れの場合の交換や、電球仕様の元の状態に戻すことができなくなるので、使うことはできません。
アルミテープは、しっかりと固定できますし、剥がす時も、割と簡単です。
この日亜の電球色NSDL570GS-K1(25lm@70mA)を使ってフロントフェンダーの車幅灯も再製作してみました。
色が黄色に近いので、フェンダーのウインカーにはもってこいです。
CRDの18mAx2パラ=36mAでドライブしてみましたが、今まで作ったフェンダーの車幅灯の中で、最も明るくベストなものが出来上がりました。
18mA2本で3個の3.4VのLEDをドライブするので、CRDもLEDもほんのり暖かくなった程度の温度で、これまたグゥーです。
夜、人が近づくと明かりが点く防犯灯その5(LED Night-Light w/motion sensor #5)
去年からぼちぼち作ってきた、NaPiOnの代わりに、秋月の「焦電センサーモジュールSB412A」を使った、5WLEDの防犯灯です。
夜、赤外線を発する移動体を検知すると点灯します。
このモジュールには5秒〜60分の検知出力保持のタイマーが付いているので、回路を簡略できます。
ただ、以前作った74HC123を使った回路のように、動体を検知している間、タイマーが自動的に延長される・・・というわけにはいきません。
まずは5WのLED(OptoSupply製のOSW4XAH5E1E)にシリコン接着剤を塗って、ヒートシンクにワイヤーで固定します。
ヒートシンクは今回秋月の、60x76x15を使います。
点灯時間の設定を1〜2分で考えているので、表面積が、うぅ〜んの計算で10,000mm2ほどありそうなこのヒートシンクで、問題ないと思います。
ワイヤーはワイヤーツイスターを使えば簡単に締めることができます。
LEDの固定用のネジ穴が2mmなので、2mmのネジを調達するより、どこででも手に入るステンレスワイヤーの方がお手軽です。
下の写真は焦電センサーとCdS光センサーの判定回路(左)、それにCL6808の定電流回路(右)です。
5W, IF=600mAのLEDをドライブするので、当初は点灯時間が短いこともあり、回路図のように600mA近辺でもまぁいいかと、電流設定抵抗を0.51Ωx3パラ=0.17Ω、チップインダクターは68uH/1.2Aを使った回路を考えましたが、やはり500mA程度の電流値の方が、LEDの寿命の面からも良さそうと考え直して、電流設定抵抗を0.51Ω+0.33Ωパラ=0.2Ω=500mAに変更しています。
実際には電流値が500mAをほんの少し超え、今まで作ったCL6808による定電流回路の中では電流値が高くなるため、念のための放熱対策として、CL6808の表面に、7x30mm程度に切ったクールスタッフを貼り付けました。
15分ほど点灯したときの温度は、作業部屋の室温約10°・・・本日は長崎で17cmの積雪が観測されたというほど寒い日なのです・・・に対し、クールスタッフの端部、CL6808の上部ともに31-32°でした。 クールスタッフ、なかなかよさそうです。
暗くなったとき尚且つ焦電センサーが赤外線を放つ移動体をキャッチしたときの判定ロジックIC(「AND」回路)は、1回路の、以前半田付けに苦労した、米粒ICのTC7S08Fです。 このTC7S08Fを自作変換基板にセットしました。 茶色の将棋の駒のような物体がTC7S08F基板です。
信号を検知するとMOSFET(2SK2232)がONになり、LEDに電流が流れます。 点灯時間を1分半ほどにセットできました・・・SB412Aの半固定抵抗で、この検知出力保持のタイマーをセットするのは、結構手間がかかります。
ケースに部品を入れた状態です。 将来、球切れ時に部品を取り外して対応できるよう、ホットメルトで固定します。
蓋をして・・・、完成です。
LEDの防湿カバーは100円ショップで売られていた、クリーム入れ?のキャップです。 これをヤスリでひたすら削って、背を低くしました。 表面は光り拡散のためサンドペーパーを掛けて、磨りガラス風にしました。
2021年に作ったもの(Products made in 2021)
PCのマザーボード交換( Replaced my 7 years old motherboard with the X570 motherboard due to SATA connection error)
2013年に自作した、私用PCのASRockの990FX Extream4のMBから最近SATAの接続エラーが頻繁に出るようになりました。
最初はDVDドライブの1台が読めなくなったのですが、立ち上げ時ビープ音が鳴っても、リセットを掛ければ認識していました。
それが、最近ではHDDのC:ドライブにもたまにアクセスしなくなったり・・・BIOS(UEFIというそうですが)呼び出し画面でフリーズしたりして・・・SATA廻りのコンデンサーがXになったか、チップセットに原因があるのか、BLRWドライブを増設したので、これが原因で電源容量が足らなくなったのか、はたまたDisableとした方が無難と言われているMarvelのSATA3.0が悪さをしているのかと推測しつつ、マザーボードを交換することにしました。
マザーボードを交換すると、今の石(死語)が使えなくなりますが、これはまぁ仕方のないことなので、現状のお気に入りのPhenomII X6 1909T BEは配偶者用のもう1台の方に移植することにしました。
ただ、最近のマザーボードにはPCIのソケットが付いていないのです。
技術の進歩と共に致し方ないことですが、現在使っているPCI接続の音の良いONKYOのサウンドボードSE-200PCI LTDだけは外すことができないので、ディラックのPCIex1を32bitPCIに変換するカード・・・PCIソケット2個付き、を購入。
この変換カードにはFDDの電源ケーブルは付属していないので、備蓄品を取り付けました。
ちなみに、SE-200PCI LTDのDriverにはVIAのEnvy24 Family DriverV570CをInstallしています。 Windows10(20H2)でも問題なく作動していますし、サンプリングレートの変更も可能です。
また、FDDもないと困ることがあるので、FDD-USB変換コネクターも同時に調達しました。
「焼き鳥Athlon」の時代からずっとAMD派なので、今回のMBはASRockのX570 太一です。 Asrock社のMBは初めて買った890FX Deluxe3から数えると10年以上愛用していることになります。 MBはTyan(for Pen pro x dual)、abit(for Athlon)、ASUS(for Athlon)と乗り継いできましたが、ASRock社の板の使用期間が一番長くなりました。
石はコスパが優れていると評判のRyzen5 3600としました。 TDPの65Wは魅力的です。 ただOCには向いてはいませんが・・・。
CPUクーラーは3600用に人気のある虎徹MarkII SCKTT-2000を購入。 右のRyzen付属のリテール品と比べるとかなり大きい。
DIMMはCFD CrucialのDDR4 3200 16GB(W4U3200CM-16G)x2枚組で32GB分。 16GBの板はDual Rank(DR)となるようです。 Duale channel利用のため2枚差しです。 DIMMスロットはA2とB2に刺すようです。 Window10は、以前にも書きましたが、16bitのソフトウェアの互換性を考慮して、未だに32bitバージョンを使用しているので、32GBのDIMMを刺してもメモリーのMax.使用量は3.1GBほどしかありません。 残りの28GBは使わないまま、いや使えません。 まぁそのうちWindowsの64bi゙tバージョンをインストールするかもしれない・・・かも・・・と、とりあえずは後で追加するのも面倒なので、そのあたりも考慮して・・・です。
あと電源ですが、現状のものは890FXのMBを購入した当時に買ったEnerMaxの525Wのものです。 デバイスの組み合わせのW数を考えると、どうもまかないきれそうにありません。 この板のEPS電源端子は通常の8PINに加え4PIN端子が余分に付いているので、これをカバーできるSUPERFLOWER製LEADEX III Gold 750Wを調達しました。 EPS電源端子の4PIN側への電源のサプライはRyzenの上位の石を目一杯OCして使わない限り不要ですが・・・DIMM同様後からの追加は面倒なので、まぁ将来を見据えて為稔。
組み立て完了! おそるおそる電源を入れてみると、Window10は立ち上がりました。 BIOSは初期設定のままなので、変更前の990FX Extream4+PhenomII X6 1909T BKE(3.8GHzにOC+6 core 6 thread)との差をあまり感じません。 若干早くなったかなぁ程度です。
問題点や相性、トラブったこと:
その1) 「太一」付属CDのAllin1、Driver類はすべてWindows10 64bit版のみに対応。 私のWindows10 32bit用のものは入っておりりませぬ。 Windows10 32bi版は過去の遺物となりつつあるような・・・いやな予感。
その2) 音が出ませぬ。 どうもディラックのPCIex1を32bitPCIに変換するカードとの相性が合わないようです。 あとでcheckした結果ですが、同じディラックのPCIソケット1個付きの(製品にはソケット2個付きと、1個付きのものがあるのです)Amazon製品レビューで、SE-200PCI の音か出ないとのコメントがありました。 Amazonでは製品ページが2個付きと1個付きでは別々なので、これを見落としていました。 そのため、改めて玄人志向のPCI-PCIEx1とPCIex1のライザーケーブルを追加で購入。 ライザーケーブルは、巷の中華製は使いたくないので、Digi-Keyで販売しているSamtec社のものとしました。 このケーブルはアメリカから届きました。 音源ボードのコネクターを上に向けて、玄人志向のPCIソケットとドッキング(これも死語)しています。 これらをアクリル製クリアブックエンドに、下記写真のように結束バンドで固定してみました。
ブックエンドの底面には、取り外しできるように、マジックテープを貼り付けてPCケースに固定しています。
音・・・でましたぁ〜!!! Very Gooです。
その3) FDDが読めませぬ。 デバマネはFDD-USB変換コネクターを認識しているので、相性の問題か、ドライバーの問題か、原因は不明ですが、FDDは990FXでは作動していたので、どうもドライバーっぽい。 外付けのFDDドライブを調達した方がよさそう。 まぁ、もう一台の990FX Extream4のFDDが使えるので、良しとすることにしました。
その4) On BoardのGigabit LAN(Intel I211-AT)は当初Driverをインストールしなくても動いていました(過去形です)。 990FX Extream4で使っていた、Broadcom NetLinkのドライバーがHDDに残っていたので、これで作動していたようです。 試運転中に、Bootエラーが出たため、配線の接続確認をしようと、PCケースの側板を外して・・・この間ネットに接続中だったのですが、側板を外したままで野菜の水やりをしに外に出たあと昼食を取って戻ってくる間に・・・わが家の一番甘えん坊でやんちゃな猫が、トラちゃんと言う名前ですが、ケーブルを玉にとってケーブルをソケットから外したり、電源も落としてしまったりした結果、Netが繋がらなくなりました。 HDDもおかしくなったので、3週間前のバックアップイメージファイルでリカバリーしました。 LAN Driverが飛んでいたので、ネットからDLしていた32bit版のIntel I211-AT用Driverをインストールしようとしたところ、ディバイスが見つかりませんと、インストールできない状態になっていました。 どうもLAN廻りがお亡くなりになったようです。 あぁあ・・・・と、ため息・・・。
わが家のかわいい3匹の猫トリオはいたずら好きで困ります。
BootエラーはPCケースの3.5"ベイで2.5"HGSTのHDDを使うため,、変換マウンタ(Ainex HDM-42)を噛ましていたのですが、どうもこれが原因だったようです。 HDDに直接SATAケーブルを接続したらエラーが出なくなりました。
結線は最短で接続ヶ所が少なく単純なものが電気信号のロスは少ないです。
On BoardLANの代わりには、エレコムの1Gbit USB3.0Gen1-LANの外付けLANアダプターを調達しました。
これで、FDDを除き、やっとフルに稼働できるようになりました。
追伸1-下記OwltechのFDD 34Pin 内蔵USB変換基板の中古品が手に入りました。
2DDと2HD(1.25MB)には対応しませんとの注意書きがあります。
早速、セットして見ました。 FA404M/MX専用とありますが、現状のTomcatの3モード読み書きできるもの(ドライブはMitsumi製)に接続してみました。 その結果、Windows10 (20H2)で2HD1.44MBのものは読むことができました!!! しかしながらと言うか、やっぱりというか、2DDと2HDでも1.2MBのPC98で書き込んだものは読むことはできませんでした。 Tomcatのドライバーが使えないので、仕方のないことではあります。 990FX Extream4では3モードすべて読めるので、残念です。
取り外した、当初買ったFDD-USB変換コネクターをまじまじと点検してみました。 中華製の製品の半田は結構雑なものがあるので。 うぅぅ〜ん、USB配線のGNDの所(矢印部)の半田がイマイチのような・・・。
もしかすると読めなかった原因は、これだったかも。
他に気づいた点は、この板の外部電源のパターンはUSBの+に5Vを供給しているだけなので、バスパワーでいける状況下では、外部電源を接続する意味はないような・・・。
ついでに、配偶者用の990FX Extream4のPCに、PhenomII X6 1909TとCPU coolerを移設した状況を少し。
このPCの電源も、以前の私用のものと同じEnerMaxの525Wでしたが、7年以上使ってきたので、CPU交換に際して750Wのものに変更することにしました。
同じSUPERFLOWER製では芸がないと思い、こちらはSeasonic製のFOCUS-GM-750Wとしてみました。
CPUは以前同様3.8GHzでのドライブです。
以上2021年1月の工作初めでした。
2022年に作ったもの(Products made in 2022)
日常の足として使う車用ルームランプ( Room lamps for my new ride to be used as a daily foot)
2012年に中古で購入し日常の足として使ってきた2005年式のホンダFITもあちこちくたびれが出てきたので、新しいものに買い換えることにしました。
今度の車はトヨタのBセグコンパクトカーです。 昨年の11月に注文しました。
納車は3ヶ月後の5月以降となるようです。 半導体の不足で納車には注文後6〜7ヶ月かかるとか。
この車のルームランプ類を調べてみると、T10やT10舟形の電球が多用されているので、LEDのランプに変更することにしました。 ただ、取付は3ヶ月後納車されてからとなりますが・・・。
まずは、フロント側。
LEDは日亜の超広角Flux(150°21.4lm@50mA)です。
使い勝手の良いこのLEDは残念ながらディスコンとなってしまいました。
定電流レギュレーターはDiodes Inc.の40mAのチップCCRを今回試しに使ってみました。
12VACアダプター電源で点灯試験した結果、2015年に作ったフィエロのDome lamp(SEMITECのCRD15mAx3パラ=45mA←実測電流33mA程度)と比べると、全然明るくないです。
このLEDは50mAまで行けるので、SEMITECのCRD10mAをパラで追加してみました。
そこそこ明るくなったかなぁ・・・というインプレッションです。
作ってみた後、CCRについて調べてみると、CCR自身で5V〜7Vの電圧ドロップがあるようです。 仮に電圧ドロップを5Vとすると、14.4Vのバッテリー電圧に対し、VF=3.1VのこのLEDは3個で目一杯、7VとなるとLEDは2個が限度となり3個のLEDをドライブするのは電圧不足となります。
ははぁぁ、それで明るくなかったのね。
CCRよりこのLED3個には1/2Wの100Ωか110Ωのチップ抵抗を入れた方がよかったかも。
現状は、下の写真の如く明るすぎず、暗すぎずです。
30分ほど点灯放置してもほんのりあったか程度の発生熱でした。
個人的には、世間で流通している、爆光とかまぶしくて直視できないようなインテリア照明は発生熱量も多いし、LEDの寿命に影響を与えるような気も・・・。
取付は、市販されているフロントルームランプの取り付け方法を参考にさせて頂きます。
追伸1-下記センターランプを作り直した後、日亜の5φ砲弾型(140°30lm@70mA)LEDを使ってフロントランプも作り直してみました。
基板は薄い方が自由度が効くし、軽いので、フロントも「曲がる基板」を使います。 今回電流コントロールは1/2W100Ωのチップ抵抗にしてみました。 発生熱量(W数)が少ないので、入口にダイオードは取り付けません。
電流値は42mA(14.4V)〜26mA(12.8V)程度です。 100Ωだと12VACアダプター電源でも明るすぎるくらい。 110Ωの方が良かったかも。 収納スペースが許せば電流値が低くても明るい砲弾型の方が良いような・・・。
追伸2-フロントルームランプの基盤に取り付けてみました。
LEDのアノードの線長が200mm以上あればケースを削る等の加工は不要です。 自作LED基板を嵩上げしている発泡シート(LEDパラダイスで購入)は既存のチップLEDとチップ抵抗を避けて貼り付けています。 チップ抵抗は18Ωなので、これらがLED用とすると、チップ抵抗、チップLED共に結構発熱しそう。
下記取付完了後の点灯状況です。明る過ぎず、良い感じです。
センターランプです。
フロントランプと同じFluxです。 定電流回路はフロントルームランプと同仕様ですが、組み込んだCCRチップ+10mACRDは1セット当たり2個のLEDをカバーしています。
舟形にはブリッジダイオードを組み込んで極性をなくしました。
センターランプは取付スペースが浅いので、LED基板を薄くするために、チップLEDにしようかとも考えたのですが、
プリント基板を作るのが面倒だったので、ガラコン基板を切り出して作りました。 これじゃぁいかんと思うのですが、歳と共に複雑な作業はおっくうになってまいりました。
追伸1-ご近所の知り合いの類似車種にセンターランプを取り付けてみました。
結果は、電源取り出し部分の舟形が目視で約1mm程長くて、取り付かずでした。 調べた舟形電球の規格では長さが31mmなので31mmピッタリに作ったのに、どうもこの車種のものは長さが30mmみたい。
誰かしらないけど、作った規格には従えぇぇぇ、と声を大にして言いたいけど・・・。
照明基板本体も作るときの予想通り、厚く、取り付かないことはなかったですが、LEDがルームランプカバーに密着状態となり、あまりよろしくござんせん。 またこの密着状態が基板に貼った白色のアセテートテープを、絆創膏を貼ったように引き立ててくれて、大失敗となりました。
ここで、例によっていつもの楽しい作り直しタイムです。
まずは基板ですが、今回はできるだけLED基板を薄くするため「曲がる基板」を使用しました。 電流コントロールはFluxLED2個につき1W180Ωのチップ抵抗(6332サイズ)1個で、約45mA供給。 電流回路基板はパナの高放熱エクールを使ったので、面積は狭いですが1W抵抗の放熱には多少なりとも貢献することと思います。 電流回路基板のサイズは15mmx18mm。
電流回路をLED側にセットすることで、LED左側の白の板ですが、トータル2mmほど薄くすることができました。
ルームランプカバーにLEDが密着することはなくなったとはいえ、近接しているので、また電流回路基板はLED天端より1mmほど低いのですが、念のため電流回路基板の表面温度を測定してみました。
12VACアダプター電源で15分ほど点灯放置後測定した温度はほんのりあったかの45℃、15VACアダプター電源の場合は86℃という結果となりました。 電圧に対し温度がリニアに変化するものとすると、バッテリーの通常電圧帯の12.8V近辺では60℃程になりそうです。 今は室温が11℃程の2月の気温下なので、夏場はちょっときびしいかなぁと思い、電圧を下げるために入口にVf=0.85Vのダイオードを追加しました。 これで温度的には12VACアダプター電源を使った場合と同程度になるはず・・・と思います。
LED自体は15VACアダプター電源を使った場合でもほとんど熱を持っていませんでした。
ルームランプカバーの材質は判りませんが、一般的なアクリルの場合、80℃ほどで可塑変形が始まるのでLEDや抵抗廻りの熱に対しては注意が必要です。 が・・・まぁ、カバーと電流基板の接触が無ければ問題とはならないでしょう。
取り付けてみた結果は・・・黒色基板は全く目立たず、バッチグゥ(死語)でした・・・黒色、いいです。 白色の電流基板を黒色にすればVery bestです。
今後同じ物を作る場合があるとすると、チップ抵抗は3/4Wか1Wの200Ω+ダイオードで36mA(14.4V)〜28mA(12.8V)の電流値を計算上は得られ、エクールを使った電流回路基板のサイズは放熱を考慮して20mmx20mm程度(放熱面積は15x18のほぼ50%アップ)が良いかなぁと思います。
バニティランプです。
日亜の5φ砲弾型(140°30lm@70mA)LEDです。 T10ランプはすべて同じLEDを使用しました。
2016年に作ったフィエロのナンバー灯と定電流値は同じですが(18mAx2パラ=36mA)、ランプに極性があると、LEDが室内側に向かず反対側を向いてしまう可能性もあるので、これをなくすためにブリッジダイオードを組み込みました。 以下、T10には逆流防止ダイオードの代わりにブリッジダイオードを組み込んでいます。
ラゲッジルームランプです。
ラゲッジルームは少し明るめの方がいいので、LED3個、定電流回路はCRD15mAx3パラ=45mA(実測33mA程)の仕様としました。
最後はナンバー灯です。
LED2個を使ったフィエロのナンバー灯と同じ仕様です。CRD18mAx2パラ=36mAの定電流値で、明るすぎることもなくナンバーははっきり読み取れます。
写真左の右手はドライブ回路です。回路の下側の黒い四角な物体がチップのブリッジダイオードです。
備忘録として・・・回路基板のサイズは13.5mmx7mm。
ドライブ回路を収納するため嵩上げ用にOD12φのアクリルパイプを使いました。
一番手間がかかったのが、このアクリルパイプの切断です。
パイプカッターでは何度やってもひび割れて上手く切断できなかったため、いわゆるピラニアソーなるものを調達して、切断しました。
アクリルパイプの長さは約7mm、ナンバー灯の全長は約29mm弱となり既製T10電球の27mmより若干長めで納まりました。
追伸1-ナンバー灯を取り付けてみましたが、手間を掛けて作った自作電球の全長が長すぎて、レンズカバーが取り付かず、という悲しい結果となりました。
写真右は「曲がる基板」と日亜の超広角Flux(150°21.4lm@50mA)x2個で作り直したものです。 作り直したものはバッチリ納まりました。
ドライブレコーダーの放熱対策(Heat dissipation for the newly purchased drive recorder)
ドライブレコーダーを今度納車される車のために新調しました。 MAXWINのMDR-A001Bというミラー型のドライブレコーダーです。
中華製です。
中華製はフィエロ用の部品のように材質とかメカニカルな物はイマイチなものが多いですが、ソフトウェアとかInformation Technologyに関するものは、日本より進んでいるんじゃないか、と思うものが多々あります。
もっと日本には頑張って貰いたいです。
話が逸れてしまいましたが、ミラー型のドライブレコーダーは後方の視認性がいいし、また万一の事故の場合、現場での録画再生する場合、画面が大きくて見やすそうというのが購入の動機となりました。
ただ、最近のドライブレコーダーは発生熱量が多く、熱暴走し易いとネット上での書き込みも散見されます。
この機種も例外に漏れず、カメラの角度調整用のタブは触れられないくらい、非常に熱くなるようです。
これは、とんでもハップン(大昔の死語)です。
熱暴走は避けたいし、保護回路が働いて録画が中断され肝心なところが録画できていなかったという状況になるのもいやなので、このドライブレコーダーに放熱対策を施すことにしました。
カメラのボディにソリッドのヒートシンクを取り付けるのはこの曲線基調の形状からヒートシンクとの接触面積を充分確保するという観点からはちょっと無理っぽいので、ヒートシンクの代わりに沖電線のクールスタッフをケース表面に貼り付けました。 カメラの角度調整用タブにはちょっと長めの「ちょんまげ」風にして放熱面積を稼いでいます。 また、レンズ周辺の貼れそうな所には15mmx8mmにカットしたものを貼り付けました。
これに12VのDCファンを取り付ければ、結構温度を下げることができるんじゃないかと考え、大分前・・・10年以上・・・いやもっと前?に買った、余っていたシコー技研の25mmファンを付けることにしました。 昔の物なのでファンブレードは鉄板製、電流0.04Aですが、そこそこ風量はあります。また、このファンは軽くてとっても静かです。
下記が取付完成予定のレイアウト写真です。
ファンのステーはダイソーで買った、キッチン収納用のBOX(ポリスチレン樹脂=接着剤で接着OK)から切り出して作りました。 実際の取付は3ヶ月後となりますが・・・ポリスチレン樹脂はアクリル同様80℃程度で可塑変型が始まるので、高温下の車内では耐久性に若干の不安はあります・・・。
このファンの電圧は、たぶんmax.13.8V?・・・で、エンジン始動時等で若干この上限値を超えてしまいそうなので、電源入口にダイオードを噛ませて電圧を下げようか、それとも定電圧回路にしようかと考えたのですが、LM2940CT-12(0.6V drop)を使って定電圧回路を作り、これを電源取り出し部に入れることにしましたました。
15Vの電圧を掛けても、ヒートシンクを兼ねたエクール基板はそんなに熱くはなっていません。
この定電圧回路のOutputの実測値は11.87Vでした。
とりあえずの準備は整いました。
追伸1-ルームミラーにも放熱対策を施しました。
内部にヒートシンクが見えるSDカード挿入側に8mm角のヒートシンク5個と12V25mm角0.08Aの静音ファンを取り付け、ミラー上側にはクールスタッフを貼り付けました。 ミラー内部のヒートシンクはレギュレーター用?かなぁ、もしレギュレーターで、5Vとかに降圧させていた場合は、かなりの熱を発生するものと思います。 ファンを稼働させるとヒートシンクに風が通っていますので、ある程度の期待は持てそう。
クールスタッフは近場で見ると写真のような張りぼて感がありますが、遠目だとほとんど目立たないのでは?・・・と思っていますが・・・取り付けた後の見栄えは、どんなもんなんかなぁ・・・と、ちょっと気になります。
追伸2-ドラレコ電源の入口の電圧を12Vに固定すれば発生熱量も若干抑えることができると考え、ファン用に加え、ドラレコ用にも12Vの定電圧回路を作ることにしました。
ただ、ドラレコは1A程度は消費すると思われるので、LM2940CT-12では役不足につき、今回のレギュレーターは1.5AまでOKのNJM2396F12としました。 0.2Vのドロップなので非常に効率がいいです。
エンジン始動時等最大で2Wほどの発熱が予想されるので、このエクール基板(43mmx15mm)をヒートシンクに熱伝導両面テープで貼り付けました。 基板小口とヒートシンクとの絶縁はポリイミドテープを貼って対策を講じています。
Outputの実測値は15VのACアダプターで11.82V、12VのACアダプターを使った場合でもほぼ同じ11.81Vでした。
バッテリー容量が約半分となった12.1V近辺の電圧でも11.8Vは供給できるということなので、良い結果です。
右の写真は、これにVersafit V2 28φ熱収縮チューブを被せた最終の姿です。 熱収縮チューブの耐熱温度はMax120℃なので、まぁたぶん大丈夫でしょう。
結果は、乞うご期待でござんす・・・。
追伸3-上記定電圧回路の出力側に2本の10W22Ωのセメント抵抗をパラに繋いで、15VのACアダプターで負荷を掛けてみました。
出力側ではこの抵抗により計算上約1.1Aの電流が流れていることになります。
例によって15分ほど負荷を掛けた結果、NJM2396F12のお腹部分の、熱収縮チューブを通した、体感温度は(今回は温度を測定していません)50〜60℃位ですか・・・ずっと触り続けていることができました。 また、ヒートシンクのフィン側は体温より少し高い40℃程度の感覚でした。 この定電圧回路に常時15Vが掛かることはないので、この程度の温度であれば、全然アクセプタブルです。
追伸4-万一の事故時、バッテリーがダメージを受けたときのために、スーパーキャパシター(EDLC)によるバックアップ電源を作ることにしました。
エンジンルームとのファイアウォールより内側、室内側に設置しておけば、スーパーキャパシターにダメージがなければ数秒間の録画は可能かと。
EDLCはルビコン製10F/2.7Vを6本使用しました。 直列接続で耐圧2.7Vx6=16.2V、容量10F/6=1.66Fとなります。
個人的には、いままで使ってきた電解コンデンサーは、信頼度の高い三洋やニチコン、ルビコンや東信、エルナーといった日本製です。
下記写真のEDLCの上側にセットしているLED(赤色)は、『特定のEDLCセルの電圧が上昇しこのLEDのオン電圧(約2V)以上になると、当該EDLCセルに並列接続されたLEDに電流が流れ、当該EDLCセルの電圧が抑制され、また、EDLCセルの電圧がLEDのオン電圧よりも小さいときは、当該セルに並列されたLEDに電流は流れないので、当該セルから放電されることはない』、という発明技術を利用させてもらいました。
LEDがEDLCセルのレギュレーターとなるこの特許技術は、販売目的に利用するのは不可で、個人の私的利用のみOKのようです。
NJM2396F12の定電圧回路の前に入れる予定です。 スーパーキャパシターの前面には、逆流防止用の40V3Aのショットキーバリアダイオード゙を入れました。 右が今回の回路図です。
15VのACアダプターを接続してみた結果、LED(今回使用の赤色LEDはVf=2.1V)は点灯せず、でした。
これに12V0.08AのDCファンを接続してみると、ファンが回転を始めるまで、すなわちキャパシターの電気が満タンになるまで、2〜3秒かかりました。 また、電源オフ後、ファンは2分半ほど作動しましたので、このことから類推すると、ドライブレコーダーはバッテリー喪失後10秒ほど作動するんじゃないかなぁと、思います。
追伸5-取り付けました!!
電源はオプションカプラーに市販の「電源取り出しハーネス」を取り付けて(写真左)、取り出しました。 これにEDLCのバックアップ電源回路と定電圧回路を取り付けたのですが、エンジンを始動してもヒューズが飛んで、作動せずです。 3回トライして上の回路図の3Aのヒューズ3本ダメにしました。
バックアップ電源廻りを外すと、上手く作動したので、配線上のどこかに製作上のミスがあるような・・・。 とりあえずはバックアップ電源なしで、セットしました。
冷却ファン様のお陰か、定電圧回路様のお陰か、はたまた沖電線のクールスタッフ様のお陰なのか、エアコンの効いた車内ではカメラもミラーもほんのりあったか程度の温度を保っていて、今のところVery goodなコンディションです。
ただ、このドラレコの使用温度範囲は-20℃〜70℃となっているので、夏場暑い屋外に駐車後始動する時にはエアコンを目一杯効かせて車内温度をできるだけ早く下げるとか、駐車中はドラレコにカバーを掛け熱対策をするとかした方が良さそうです。
フロントカメラ+冷却ファン
日中の気温が30℃を越える中、見栄えにこだわって内装パネルをバラして配線するのは結構大変で、ドラレコの取付には早朝/夕方に作業して正味4日ほどかかりました。
まぁ、自己満足とはなりますが、自分なりの納得のいく仕事ができたと思います。
レーザーレーダー探知機(On-vehicle bear trap laser/radar detector for my new ride )
今まで、フィエロやFitにComtecのものを使っていたのですが、Comtecは例の電波法違反の件でレーダー探知機事業から撤退してしまったので、YupiteruのGS403 or LS330あたりを検討しておりました。
最近Blitzから発売された探知機が、Comtecにレーダー探知機を供給していたとされる鳥取スター電機のOEM(ネットでの情報)ということなので、TL311Rを購入することとしました。 zero709LVと同等のようです。
今回、水温を表示させたかったのでODBIIアダプター接続とするつもりで、ComtecのOBD2-R4を購入しました。
OBD2-R4を購入した理由は、Comtecブランドの方がBlitzのモノより安いですし、供給元が同じなら、同じ物だろうと思われ、ネットでも「そのまま使えた」との書き込みも散見されるので・・・まぁ、取り付けて使ってみるまではなんともいえませぬが・・・。
ただ、ODBIIの電源は常時電源となるのでバッテリーあがりを防ぐためにOBDIIの分岐ケーブルを購入して、16番ピンにACC電源を接続するよう改造しました。 写真の紫の線をACCに接続します。
取付は早くても来月??、もしかして、もっと延びるかも?、まぁ納車された後となります。
追伸1-取り付けました。
既存のOBDIIのソケットを取り外し、OBDII分岐ケーブルの16番ピン未加工の常時電源側をアンダーカバーパネルの純正位置にはめ込み固定しました。 OBDIIのソケットは、ソケット両側のツメで固定されているのでツメを押さえてパネルの内側に向かって押し込むと外れます。
もう一方のACC電源化したOBDIIコネクターにComtecのOBD2-R4を接続します。
レーダー探知機はディスプレイオーディオの脇に取り付けたいので、ディスプレイオーディオ廻りをバラし、冷却ファンの付いたカバーのコーナー部分(赤丸部)をレーダー探知機のケーブルが通るように削りました。
当初の目論見通りComtecのOBD2アダプター「OBD2-R4」でBLITZのTL311Rは問題なく作動しました。
アンダーカバーパネル上のOBDIIソケットにスキャナーを接続する場合はレーダー探知機のスイッチをOFFにする必要があります。 2台の機器で同時にECUにはアクセスできないので・・・。
おまけ
(株)エンラージ商事が販売している、「オートブレーキホールドキット」と「車速連動ドアロックキット」をついでに取り付けました。
何度も内装をバラすのは面倒なので・・・、できれば一度で済ませたいと。
ステアリング下のカバーを外して、モジュールを接続。 モジュールはできるだけコンパクトにまとめて取付けないと、外したカバーが取り付かなくなります。
オートブレーキホールドはセンターコンソールのブレーキホールドスイッチの裏側のコネクターに接続、車速連動ドアロックはアクセルペダル横の指定のコネクター(下記写真)に接続すれば完了です。
「オートブレーキホールドキット」はエンジンを始動して、シートベルトをすればホールドボタンを押さなくても、常に自動でONとなります。 また、「車速連動ドアロックキット」はDipスイッチの設定によりますが、私の設定では時速が15Km/h程度になるとドアロックがかかり、Parkingにシフトを入れると自動でロックが解除となります。
どちらも、とっても便利です。