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Welcome to my Fiero World




GMのPontiac Fiero (ポンティアック フィエロ)と言う車をご存じでしょうか?
このアメ車としては小さな、セクレタリーカーと呼ばれた二人乗りミッドエンジンリアドライブの車は1984年から1988年にかけて、全部で約38万台が生産されました。
年代によりモデルも若干異なりますが、生産開始から数えるとFiero, Fiero Sport, Fiero Indy, Fiero Formula, Fiero SE, 1985年より追加されたFiero GTの6種類のバリエーションがあります。


LR8 (L4) Pushrod (OHV)の2.5L(151cid)又は、1985年からFormula, SE、GT用に追加されたシェビーL44 V6 multi port injectionの2.8L(173cid) Pushrodエンジンに、アメリカ本土ではゲトラグ又はいすゞのいずれかのマニュアルシフトが標準で装備されておりました。

その当時、アメ車としては珍しく、オートトランスは工場オプションでした。
日本の某正規代理店で販売されたものはオートトランスのもののみだったと記憶しています。
GTの仕様は、幅68.9"x高さ46.9"x長さ165.2"x重量2,696-2,779lbであり、ボディに強化プラスチックパネルを使用している分サイズの割に重量がありました。
また、HondaがNSXを開発する際の試験車両として使用したという話を聞いたこともあります。

Fieroは安全性の高い車の分類に入ります。Fieroのクラッシュレートは、エアバッグなしでも、毎年五つ星を獲得し、Volvoに次ぎ第二位でした。 写真はフォーラム等で紹介された、フィエロが安全性の高い車であることを示すものです。

Fieroは今でもアメリカで人気のある車です。
プラスチックのボディーパネルは簡単に取り外しができるため、全く異なる外観に変更することも可能です。
エンジンを元のものからスーパーチャージド3800やSBCV8に載せ替えて、カスタマイズするアメリカのユーザも少なくないようです。
1986年当時のThe Detroit Newsの新聞広告のスクラップです。
Fiero GTフル装備のサンルーフ付きで14,500ドル前後。当時のレートで円換算すると230万前後でした。
日本の某正規代理店では同じ装備のものが約3倍程の価格で売られておりました。
1988年3月2日付けのThe Detroit Newsの一面です。
Fieroはハイウェイ走行中にエンジンコンパートメントからの出火事故を起こしたことと、(某ミッドエンジンスポーツの影響で)販売不振に陥ったことが理由となりGMはフィエロの製造を中止すると報じられました。
私のFieroは、1986年の冬に、出張先のミシガン州のデトロイト近郊Van Dykeにある、知人に紹介してもらったHeidebreichtというディーラーから購入したサンルーフ付きのGTモデルです。
1986年のGTモデルは140ps、4速のマニュアルが標準ですが、オプションの3速オートトランスを選択しました。

理由は分かりませんが、1987年モデルからV6は135psにパワーダウンされています。 
このレポートでは、86年式までの、いすゞのMT4速から87年式のゲトラグのMT5速の採用にあたり、これに対応出来るようパワーダウンされたと、記載されていました。

Fieroが納車された翌日の写真です。上のナンバープレートはその当時のものです。