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Dell Mini9のアップグレード(Dell mini9Upgrading)
4年ほど前に買ったネットブックのDell mini9ですが、軽くて小さいので実家に休みで帰るときなどに重宝しています。 このmini9、買った当初のSSD(Solid-State
Drive)は4GBで、OSはWindowsXpでした。 しかしながらいかんせん4GBではあまりにも容量が少なく、また、購入した翌年にリリースされたWindows7をインストールしたかったので、Buffaloの32GBのSSDに交換しました。
このSSDに16GBのSDカードを併用していままで使ってきましたが、SSDの空きがほとんど無くなったため、ネットで調べていると、KingSpec・・・いままで耳にしたことがないですが・・・という会社の製品にmini9用の128GBのSSDがあるのを知り、早速Amazonで購入しました。 13,000円でした。
Dell mini9のSSDの換装はいたって簡単です。 本体裏蓋の2本のスクリューを外せば蓋を取り外せますので、あとはSSDを固定している2本のスクリューを外し、SSDを差し替えるだけです。
結果は・・・前のSSDと比べると、びっくりするくらい早くなりました・・・とはいってもCPUはAtomの1.6GHzなのでそれなりですが。
Buffaloの32GBのSSDがあまりに遅すぎたのだと思います。 これに気をよくして、Windows8をインストールしてみました。 Applicationはブラウザとoffice2013ですが、それなりにさくさく動きます。 この先あと何年か、使えそうです。
ちなみに、Windows8のインストールは結構大変でした。 Netbookのmini9はインストールしているApplicatinが少なかったので上書きモードでインストール出来ましたが、仕事で使っているDellのLaptopは上書きモードではうまくインストールできませんでした。
Dellのlaptopの場合、「Windows8 UpgradeAssistant」のソフトで事前に互換性をチェックして、「互換性無し」とか「更新プログラムが利用可能です」とか表示されたソフトを全てアンインストールして、2種類のRegistry
cleanerを使ってアンインストールしたソフトのRegistryを掃除した上で、上書きモードでインストールを試みてみましたが、生煮えというか何というか、例えばoffice2013のエクセルは立ち上がるのですが、ファイルが読み取り専用モードでしか開けないとか、昔の数値換算ソフトが開けない等、いろいろと症状が出たため、結局クリーンインストールすることになってしまいました。 クリーンインストール後は開けなかった数値換算ソフトも動いていますし、「互換性無し」と診断されたoffice2003のPowerPointとかPublisher等のソフトも再インストール後は問題なく動いているようにみえます。
Windows7では動いてもWindows8で上手く作動しなかったソフトは音楽編集用に昔買った「Cakewalk Pyro2003」くらいですか・・・。 MP3のデコード用に愛用しているフリーソフトの「午後のこ〜だ」はWindow8では、インストール出来ませんが、WindowsXpで解凍したフォルダーをそのままWindows8の環境下に落としてやって使ってみたところ、Wavファイルからmp3ファイルへの変換、またその逆も問題なくできました。
追伸-1
Windows8でのトラブったソフト達:
@ DellのLaptopにインストールしたOffice2003のAccessは動きましたが、デスクトップにインストールしたAccessは動きませんでした。 Office2003は個人使用の場合、1本のソフトで1台のデスクトップと1台のラップトップにインストール可能です。 Office2013からはデスクトップとラップトップ各1台という縛りが無くなり、2台のPCにインストール可能になったと聞いています。
デスクトップの場合、Windows8からOffice2003をインストールしていた途中で、「Visual FoxPro Database ODBE」のエラーが出ました。 Microsoftの技術情報によると「MDAC2.8」をインストールする解決方法があるということで、インストールを試みてみましたが、だめでした。 どうやらこれはWindowsXpでの場合みたいです。
デスクトップはXpとWindows8のデュアルブートにして、どちらからでもOffice2003を使えるようにしたのが原因かもしれません。
XpもOffice2003も来年でサポートがなくなるそうですが・・・使い慣れたソフトはずっと使い続けたいものですね。
A それと、Windows8の環境下のFileVisor7ですが、DellのLaptop(CPUはintelのCore to Duo)では問題なくスムーズに動くのですが、AMDのCPUを使ったデスクトップでは動きが非常に遅く、ぎこちなくなります。 CPUの相性の問題なのでしょうか? WebsiteでのWindows8でのFileVisor7動作報告でも、遅いとか不安定とか不具合のレポートが大勢を占めていました。
↑↑↑
Filevisor7はデスクトップでは互換モードの「Vista」に「レ」を入れておりました。 これを外すときびきび動くようになりました。
B 少しマイナーですが、秋月電子のPICライター「AKI-PICプログラマー」の最新版であるPICMPG6ベ-ターバージョン6.73はインストール時SETUP.LSTを読み込むことができませんでした。 Window8対応版が出るまで、WindowsXpでの使用となります。
とりあえずはMicrochipのPICKit2のver2.61がインストールできたのでこちらが使えるかと思います。
追伸-2
Windows8でのトラブったソフト達その2:
C 音楽編集用の「Cakewalk Pyro2003」ですが、上でうまく動かないと書いたのですが、CDのsetup.exeを「WindowsXp
(Service Pack 2)」の互換モードでインストールし、インストールしたPyro2003を「WindowsXp (Service Pack
3)」の互換モードで立ち上げると、問題なく動くようになりました。
D Windows8ではWindows7で搭載されていたWindowsXp Modeもないし、もしかして互換モードがWindows7より充実しているのではないかと思い、Windows7で使えなかった、これも昔買ったMicrografx社(後のiGrafx社)のPicturePublisher8というフォトレタッチソフトをインストールしてみました。 インストール時、CDの「Setup.exe」は「Windows98/Me」の互換モードとしました。 このソフトを買った当時はWindows98を使っていたのです。 「Setup」を立ち上げると、「16bitアプリケーションサポート」の画面がでてきて、16bitアプリケーションサポートを「有効」にするか「無効」とするかと問われます。 ここで初めてPicturePublisher8が16bitアプリケーションであることを知りました。 「有効」のボタンを押すと、無事インストールできました。 「WindowsXp(SP3)」の互換モードで立ち上げて、1時間ほど使ってみた結果は、ファイルを開くとき、ファイルの場所のセレクト画面で、もたつきがありましたが・・・サブフォルダーが出てくるまで時間がかかるのです・・・使った範囲ではフリーズすることもなく動いているようです。 Windows7にもこの機能は備わっているようですが、インストール時に「16bitアプリケーションサポート」の画面が出てこなかったので、わかりませんでした。
注意しなければこの選択画面で、「無効」を選んでしまうと、16bitアプリケーションが起動できなくなるばかりでなく、複数のインターネットのWebSiteから得た情報によると、どうも「無効」から「有効」への設定変更もできなくなるようです。
この16bitアプリケーションサポートは、別メモリーを使うとの説明をどこかで見た記憶があるのですが、4GBのメモリーを刺したデスクトップPCで、OSは32bit版ですが、今回FileVisor7で確認した全物理メモリーは2.47GBとなっていました。 以前Windows7の環境下で同じFileVisor7で確認した全物理メモリーは3.12GBでしたので、単純計算では650MB減っていることになります。
E 「WindowsXp (Service Pack 3)」の互換モードで立ち上げた時、書き込み速度が入力できなかったNero9(Ver9.440)も、「Windows7」互換モードで立ち上げるとうまく作動しました。
WindowsXpの時代に購入したソフトでも、WindowsXp互換モードではうまく作動せず、「Windows7」互換モードでうまく動いたソフトもあるので、Windows7で動いていたソフトは「Windows7」互換モードでの動作確認も一手かと思います。
なお、互換モードは、ソフトのショートカットのアイコンを右クリックでプロパティを開き「互換性」のタブを開くと現れます。 ここで「互換性のトラブルシューティングの実行」のボタンを押して実行したほとんどの場合、WindowsXp(Service
Pack3)」に「レ」が入りますが、上で書きましたようにWindowsXp(SP3)互換モードではうまく作動せず「Windows7」互換モードでうまく動いたソフトも、中にはありました。
追伸-3
DellのLaptopにWindows8をインストールしたらキーボードの不具合が発生:
Windows8をDellのLaptopにインストールしたら英語配列のキーボードとして認識されるようになりました。
LaptopはXPS M1330という型番です。
ググるとMicrosoftのサポートページでこの問題の解消法がありました。 キーボードのデバイスが「標準 PS/2 キーボード」でしたのでこれを「日本語 PS/2 キーボード (106/109キー
ctrl+英数)」に変更しました。 再起動をかけたところ「半角/全角」キーで日本語が切り替わりましたが・・・、一度シャットダウンして、再度立ち上げると、英語配列のキーボードに戻ってしまいました。
レジストリーも確認しましたが、すでにMicrosoftのインストラクションのように変更されておりました。
どこかのWebSiteで、「コントロールパネル」→「時計・言語・および地域」→「言語」→「言語の設定の変更」で言語のオプション設定を変更すればうまくいくという記事を見かけました。 私のDellのLaptopでは「日本語」の「入力方式:」の中にMicrosoft
IEM、ATOK2010と、もう一つ「”使用しない言語”・・・だったかなぁ・・・記憶が曖昧ですが、そんな意味だったと思います」というのがあり、「オプション」の入力方式からこれを削除してリセットかけたら、うまくいきました・・・と思いましたが、やはり一度シャットダウンして、再起動すると英語配列のキーボードに戻ってました。
次に、ダメもとで「日本語」の入力方式:の中のMicrosoft IEM,ATOK2010から、「デスクトップのみで使用できます」と注釈が付いているATOK2010を削除してみました。
削除すると、一度シャットダウンしてから再起動しても、英語配列のキーボードには戻らず、日本語配列のキーボードの状態を保持したまま立ち上がりました。ATOK2010は「デスクトップのみで使用できます」の注釈が付いていますが、ここで、なんでデスクトップでは問題ないのにlaptopで使えないの???と言う新たな疑問が・・・・・。
結局、ATOK2010をATOK2013にアップグレードすることで、「デスクトップのみで使用できます」の注釈もでなくなり、問題もあっさり解決してしまいした。 ATOK2010がwindows8にうまく対応していないのが原因だったようです。
我が家のデスクトップPCのアップグレード(Upgrading my inhouse desktop PCs)
配偶者が使っているデスクトップのキーボードがたまにキーを打ち込んでも受け付けなくなってしまいます。 キーボードとPCのマザーボード(M/B)のPS2のコネクター部分を抜いたり刺したりすると元に戻るので、たぶんM/B側のコネクター周辺に不具合が発生したのでは・・・と勝手に想像して、M/Bを交換することにしました。
配偶者が今まで使っていたM/Bは4年前に購入したASUSのM4A78Proです。 これに便乗して私の使っている、わたし用PCのM/Bも一緒に交換することにしました。 わたし用として使っているM/Bは3年前に交換した、Asrockの890FX Deluxe3。 現在それぞれのM/Bに刺しているCPUはAMDのPhenomIIX4
940とPhenomII X6 1090のBlackEditionです。 これらのCPUが再利用できる前提で、M/BはAsrock製の990FX
Extreme4をAmazonに発注しました。
ソケットはAM3+対応です。
3年前、890FX Deluxe3を購入したとき、Asrockというブランド名は聞いたことがなかったのですが、コスパのコスで決めました。 使ってみるとこの3年間何のトラブル/相性問題も発生せずいいM/Bという印象を持ちました。 今回またAsrock製のM/Bを選んだのは、3年間使ってみた実績と、やはりコスパがいいと言うことです。 値段は現時点でAmazonで1枚12,000円弱ですが、PCIが2本付いていますし、PCIEx16が3本、USB2.0のポートが背面に6個USB3.0のポートが背面2個、全面2個も付いています。 なによりまだPCIが使えるというのがうれしいです。 いまだにSCSIのボード・・・ADAPTECの2940Uという、その昔SCSIボードといったらこれというほど標準のボードでした・・・を刺して使っているのです。 ただ、Windows8をインストールした場合、使えるかどうかは疑問ですが、Windows8のインストールが完了したDellのlaptopにASPIのver471をインストールしても問題なさそうだったので・・・これもその昔のフリーのリッピングソフト「CD
Manipulator」ですが、ASPIをインストールすると、Windows8上で作動し、「.img」「.cue」のファイルを生成できました。
ところでM/Bを発注したあと1つ問題が発生しました。 それは990FX Extreme4でPhenomIIX4 940は使用できないということです・・・もっと充分にスペックを読んどけば良かったぁと後悔ですが・・・しかたなく、改めて配偶者用に4コアのFX-4300を発注しました。
AMDのCPUはコスパがいいと思います。 ゲームはやらないので、アプリがストレスなしで動けばいいというスタンスです。 CPUをAMDに乗り換えてからもうかれこれ11-2年になります。 コスパのよかった、いろいろといじることの出来るK7の「焼き鳥」Athronに代えたのが始まりだったと思います。
下記は届いたM/Bです。 値段の割にパッケージは高級感があふれています。
下の写真は今回購入したFX-4300に付いていたヒートシンク(右)と、使用中のPhenomIIX4 940付属していたヒートシンク(左)です。
PhenomIIX4 940のCoreClockは3.0GHz(だったと思います)、FX-4300のCoreClockは3.8GHzなのになぜか940のヒートシンクの方が立派です。 940のヒートシンクを使えばFX-4300のクロックを少々アップしても問題なさそうです。
メモリーはKingstonの1600MHz DDR3のものを取り付けました。 2GBの板が4枚セットでで8300円でした。 メモリーも安くなりました。 Windows8は32bitの方をインストールするので、4GBのメモリーを刺しても3.12GBしか認識されませんが、このM/Bはdual
channelに対応しているので2枚の同じメーカー、同じ容量、同じ速度のメモリーを刺せば転送速度が向上するはずです。
Windows8の64bit版のインストールは、動かないソフトが続出しそうで、考えておりません。
その他のパーツは既存のものを再利用しましたので、2台のM/Bを更新してもコスト的には安く仕上がったと思います。
これらのデスクトップのWindows8はクリーンインストールして、WindowsXpとのデュアルブートで運用する予定です。
追伸-1
Windows8環境下での手持ちの古いハードウエアの動作検証の結果ですが:
@ AdaptecのSCSIボード2940UはWindows8でドライバーを読み込むことができ、作動しました。 試しにSCSIの外付けCDドライブであるPleaxterのUltraPlex40max(これも古い機械です)に接続して、CDのファイルの読みができることを確認しています。
A 同じくPCIに刺した、SoundBlasterのAudigy無印はVistaのドライバーで作動しましたが、この板のゲームポートのドライバは「Windows95またはそれ以降のバージョンのWindows用に書かれている」というエラーメッセージがでてインストールできませんでした。 ゲームはやらないのでゲームポートが使えなくても問題なしです。 マザーボードのOn
Boardサウンドの方が優れていそうなのに、この板にはなぜか愛着があるのです。
B 愛用している、これも17年ほど前に買ったCanonのレーザープリンタLBP730ですが、同様にVistaのドライバーで作動しました。 DellのLaptopがVistaのプレインストールモデルだったので、Vista用のドライバーが手元にあり、何かと重宝しています。 パラレルポートの備わったマザーボードはすでに無くなって久しいのでプリンターとPCとはElecomのUSBtoPrinterケーブルを使っています。
追伸-2
配偶者が使っているデスクトップのキーボードがたまにキーを受け付けなくなってしまう問題はM/B側のコネクター周辺の不具合ではなく、キーボード側のコネクターでした。 990FX
Extreme4でも同じ症状を発症したのです。 そこで、万能接点復活剤の『HBの鉛筆』でコネクターのピンをまんべんなく塗ってやるとうまくいきました。 この接点復活材としてHBの鉛筆を使う(シャープペンのHBの芯は鉛筆の芯材と組成が違うのでだめだそうです)、というのは「エアーバリアブル」さまのブログ「万能接点復活剤(コンタクトZ)でパソコンのキーボード復活」を参考にさせていただきました。
↑ ↑
その後もwindows8のログイン画面でキーボード入力を受け付けなくなり、キーボードを交換しました。キーボード交換後はキーを受け付けなる現象は出なくなりました。 私の使っているキーボードも(配偶者と同じFilco製)もたまにwindows8のログイン画面でキー入力を受け付けなる現象が起こります。 どちらも10年以上前に買ったものです。 キーボードを分解して調べてみましたが、コンデンサーも正常なようですし、これといった接触不良もないようなので、これはキーボードの故障というよりも、windows8にキーボードが対応しなくなったからなのではと思います。
追伸-3
巷ではWindows8の評判はあまりよくないようですが、たとえばデスクトップを表示するには、スタートメニューでワンクリック必要ですが、使い方に慣れてしまうと、なかなかいいですよ。
PC用スピーカーの修理(Reconditioning the speaker system for the inhouse PC)
配偶者が使っているPCのスピーカーの調子が悪くなりました。 ボリュームを上げても音が大きくならないのです。
このスピーカーも購入してからもう10年以上になると思います。 コンデンサーが経年変化で寿命がきたのかなぁと思いつつ、中がどうなっているのか確認するために早速分解してみました。
左はこのスピーカーの外観です。 右は取り出したプリント基板です。 この時代の基板にはチップ部品はまだ使われていませんでしたので、不具合箇所があっても部品の交換が非常に容易です。 点検の結果、電解コンデンサーには破裂、液漏れ等は見られず、健全な状態でした。
ヒートシンクに取り付けられているのはSTマイクロ製のTDA2030というTO-220 5ピンのICです。 この足下の糊(柔軟性のあるボンドという感じ)は茶色に変色していました。 他の部分は白乳色なので、たぶん熱による変色と推測されます。 放熱グリースも枯れ果てていました。 このTDA2030は、ググってみると14WのHi-Fiステレオアンプでした。 いつものように、このICのせいかなぁと勝手に決めつけて、このステレオアンプを交換するべく、RSさんにTDA2030H(デュアル・シングル電源)を発注しました。 2個送料込みで998円でした。
プリント基板を眺めてみると、コンデンサーは「CapXon」というメーカーの製品です。 ググってみると、CapXonは台湾のコンデンサーメーカーだそうで、海外のコンデンサーメーカーの中では高品質のようですが、やはりコンデンサーはなんといっても日本製が格段に信頼性が高いので、これを機にCapXonの電解コンデンサーを日本製のオーディオコンデンサーに交換することにしました。 電源部分の4700μFのコンデンサーは東信製の低ESR品に置き換えました。
右の写真は日本製のコンデンサーに交換した後のものです。
また、プラスチック製のスピーカーボックス内には、グラスウールの吸音材を充填しました。
さて、この改造の結果ですが、音には素人の・・・だと思いますが、間違っていたらスイマセン・・・配偶者が、音がよくなったと言っておりました。 確かに以前より音質がよくなっています。 コンデンサーが寄与したところが大なのでは、と思います。
ただ配偶者曰く、イヤホンをこのスピーカーボックスのイヤホンジャックに刺して聞くと、「シー」という音(ホワイトノイズ)が聞こえるようになったとのことで・・・。
PC用スピーカーの修理その2(Reconditioning the speaker system for the inhouse PC#2)
上のスピーカーの修理の続きです。
このスピーカーを運用していて、いろいろと気になるところが出てきたので、それを直します。
まず、PCの電源オン・オフ時にスピーカーから「ボッ」という割と大きな音がでますので・・・主電源オンでスピーカーの電源が入るようにしていますので、PCのスイッチオンの時点ではスピーカーはすでに準備OKの状態なのです・・・この音が出ないようにリレーで出力を数秒遅らせます。
この回路は、2012年に作った「秋月の10W+10WステレオD級アンプモジュールの改造」で参考にさせていただいた、Atmel AVR Classicさまの回路を今回も使わせていただきました。
また、イヤホンから聞こえる「シー」というホワイトノイズを低減するために、π型アッテネーターをこの回路上に設置し、イヤホンのラインに接続します。 今回は減衰量を20dB近辺で設定してみました。
下記は回路のレイアウトです。
アッテネーター部の抵抗器は1/4Wの金属皮膜抵抗を使い、Rhを120Ω、Rvを27Ωとしています。 スピーカー基板との接続は、ノイズの状態によってはアッテネーターの抵抗器を交換する可能性があるかもしれないと考えて、基板の取り外しが簡単にできるようコネクター接続としました。
この基板は未だをスピーカに取り付けて実験しておりませんので、結果は次回のアップデート時にお知らせしたいと思います。
Dellラップトップのバッテリー交換(Replaced the battery for my laptop with the new one)
数日前まで問題のなかったラップトップのDell XPS M1330のバッテリーが使えなくなりました。
『バッテリーが検出できない』のエラーメッセージが出ます。 このパソコンも買ってから5年目となるので・・・実働日数はたぶん半年から1年程度ですが・・・まあ、よく保った方ではと思います。 リチウムイオンバッテリーはフル充電して保管すると劣化が激しいとか、継ぎ足し充電はメモリー効果は少ないものの、電池のためにはよくないとか言われていますので、運用には結構注意を払ってきたつもりです。
『バッテリーが検出できない』と出るエラーメッセージはバッテリーの寿命が尽きたと考え、バッテリーを購入しようと思いDellのサポートに電話しました。 ここで電話口にでたDellサポートの中国人の女性から信じられない回答が・・・。
『その症状はバッテリーが原因と思いますが、一度本体を送っていただいて、確認します。費用は4万円ほどかかります』。 えっ、バッテリーの値段そんなにするんですか?と質問したところ、『バッテリーのマザーボード側のコネクターがだめになっている場合もあるので、その場合はマザーボードの交換となります。その費用も入ってます』とのこと。 では、電池の交換のみだった場合は返金されるんですか?と聞いたところ、『先に入金していただき、返金はされません』との回答でした。
Dellのこの回答どう思われますか?
今のご時世、4万円+αで、ハードのみでしたらそこそこの能力の新品のラップトップが購入できます。 見積もりを送りましょうかと何度も聞かれました。
こういった場合、サポートという立場であるならば『たぶんバッテリーが原因と思われますので、バッテリーをお買い求めいただき、それでも同じエラーメッセージが出るようでしたら、コネクターに問題があるかもしれません。 その時は一度送っていただき弊社で確認をとった後、最悪の場合はマザーボードの交換が必要になるかもしれません』等とユーザーが不利益にならないよう、受け答えするのが一般的と思いますが・・・。
Dellのサポートの対応には、なんだか腹立たしい思いも湧いてきて、もうこれ以上話もしたくないと思うくらい最悪でした。 ネットで調べてみると、Dellのサポートの評判は非常に悪いようです。
個人的にはDellの製品の印象はいままで良かったですし、Dellのラップトップ1台とネットブック1台を所有しているのですが、このような対応しかできないDellにはウンザリなので、今後Dellのパソコンはもう2度と買わないことにしよう・・・とこの時は思いました。
さて、バッテリーですが、Amazonで純正9セルの新品バッテリーを、送料込みで6,980円で購入しました(写真左)。今までは6セルのバッテリーだった(写真右)のですが、9セルだとバッテリー駆動で7時間ほど使えるということなので、こちらを選択しました。 価格もリーゾナブルです。
9セルのバッテリーは下の写真のように3セル分下方に飛び出しているので、キーボードが若干ですが斜めになり(写真右)、個人的には使い勝手が向上するメリットもありました。 XPSは気に入っているので動かなくなるまで使うつもりです。
我が家のLANシステムの再構築(Resetting inhouse LAN System)
配偶者から我が家のパソコンがインターネットに繋がらなくなったと、電話がかかってきました。 頭に浮かんだのは、NTT光モデムの下流にセットしているCoregaのルーターの寿命が来たのかなと、ということでした。
原因を究明するため、パソコンをNTT光モデムに直結してISPのID/PWを打ち込んで、モデムが健全な状態にあるのかとか、ルーターのさらに下流に設置しているLANのスイッチングHUBに問題があるのかどうかもチェックしましたが、時間もかかりました。
以前書きましたように、我が家では古い機器があちこちで活躍しているのです。 今まで使ってきたこのルーター(CoregaのBAR SW-4PHG=写真下)もいつから使用を開始したのかハッキリと覚えていませんが、すでに10年以上は経ってると思います。 LAN用の機器は1日24時間電源をずっと入れっぱなしなので他の機器よりも電子部品の消耗率が高いと思います。
このルーターを同じCoregaのCG-WLR300GNV-Wに変更することにしました(写真下)。
LANの機器は、HUBを含めCoregaの製品で統一しています。
いつものようにAmazonに発注しました。 このルーターは2011年6月のリリースで、現在は新品でも4,680円と値段も手頃で、なおかつ有線と無線の両方の機能を有しているのです。 これを使えばデスクトップは有線でデーターの保護はできるし、ラップトップとネットブックは無線LANの機能があるので、居間にいてもWi-Fiでインターネットに接続できるし、と思いました。
CG-WLR300GNV-Wに更新したおかげで・・・windows8の環境下で使っています・・・ラップトップのインターネット接続の使い勝手は格段に向上しました。 また、インターネットへのアクセス速度も向上したような・・・気がします。 このルーターには満足しています。
ディスクサンダーのモーターコントローラー(100V Power/Motor Control Unit)
実家で使っているディスクサンダーの回転数を、落とすことができないかと思っていたところ、「すさみ町で愛犬とのんびり暮らし」さまのWebSiteで、秋月のトライアック万能調光器のキットでパワーコントロールできることを知りました。
ディスクサンダーは下の写真の750W、12000rpm固定の仕様ですが、研いだり削ったりの時に回転数を落とした方が使いやすいのです。
早速、パーツを仕入れてきました。
キットは35Aタイプです。 電源スイッチは手持ちの電力用トグルスイッチが6Aまでしか対応していなかったので、電気屋さんで家庭用の15Aのスイッチ(写真左)を買ってきました。
1個105円。 トグルスイッチと比べるとすご〜く安く感じます。
その他のパーツは1mの延長コード、100円ショップで買ったお弁当箱(ケース用として)、ヒートシンクは秋月の54x50x15mm・・・8Aで5cm角程度の放熱板でいけそうなので・・・、それとモーターをコントロールするため、トライアック保護用オプションの250V0.1μFと、2.2μFのフィルムコンデンサを各1個調達してきました。
トライアックはヒートシンクに放熱用シリコン接着剤で固定しています。 今回このシリコン接着剤は秋月で購入しました。 以前使った某メーカーの「固まるシリコン」のおおよそ4分の1の値段です。 けっこうしっかりと接着しているようなので外れることはないと思います。 電源スイッチは箱の側面に取り付けました。蓋のパッキン用固定レバーが覆い被さっているように見えますが、スイッチには辛うじて当たっていません。
トライアックの結線部分は、感電防止のためホットメルトでカバーしました。
ヒートシンクのサイズを考慮に入れなければ、3500W(ワット)まで制御できます。
サンダーは実家に置いているので試せませんが、電動ドリルですとか、いろいろなものに使えそうです。
秋月の取扱説明書には掃除機とか扇風機のコントロールにも使えるとありましたが、掃除機の出力を落としてメリットあるんですかねぇ。
Windows8をWindows8.1にUpgradeしました(Upgraded my Windows8 to Windows8.1)
Windows8.1のUpgradeは「スタートメニュー」よりストアをクリックし「無料でWindows8.1へ更新」をクリックすればインストールできるはずでした。
でも我が家の2台のデスクトップとLaptopには「ストアに接続できません・・しばらくしてからもう一度お試しください。」のメッセージが・・・。
Windows8.1がリリースされて間もないので、ストアが混み合って繋がらないのかと思っていました。 2日間トライしたのですが、一向に接続できず、ネットで調べてみると、「コンピュータの管理」→「サービスとアプリケーション」→「サービス」の中にある「Windows
all user install agent」の「スタートアップでの編集」を「自動」にし・・・「自動(遅延開始)」ではありません・・・サービスの状態を「開始」にすれば接続できるかも、とあったのを見つけたのでやってみました。
うまくいきました。 すんなりとストアに接続でき、無事この3台はアップグレードできました。
大変だったのはNetBookのDell mini9です。
ストアのアイコンをクリックすると、この画面(mini9の画面は8.9インチ)は解像度が低いので、ストアにアクセスできませんと、叱られてしまいました。
そこで、mini9をデスクトップ用のモニターに接続しデスクトップ用のモニターを主画面として「2画面で使う」でトライしてみました。 ストアにアクセスできませんと、門前払いはされなくなりましたが、やはり「ストアに接続できません・・しばらくしてからもう一度お試しください。」のメッセージがでます。
mini9は「Windows all user install agent」の「スタートアップでの編集」を自動にしてもだめでした。
次に試みたのはシステムファイルの修復です。 コマンドプロンプトでsfc /scannowを実行てみました。 「C:\Windows\system32>sfc
/scannow」とタイプすればシステムスキャンを開始します。 100%完了時、特に問題もなかったので、ストアをクリックしましたが、相変わらず接続できません。
「WindowsUpgradeAssistantを使かう」というのをチラッと見たのでやってみました。 引っかかった「Office2003のPowerPoint」と「docomoコネクションマネージャー」を泣く泣く削除しました・・・だって再インストールが手間なんですもん。
Microsoftの記述をよ〜く読むと、WindowsUpgradeAssistantはWindows7からアップグレードする場合でした。 無駄な時間を費やしてしまいました。
次にトライしたのは、「KB2871839」がインストールされているかどうかの確認でした。 「Windows Update」で検索し「更新プログラムのチェック」で調べれば確認できます。9月にちゃんとインストールされてました。
最後に見つけたのは「WSReset.exe」を「ファイル名を指定して実行」のダイヤログから実行してみる、でした。 これでできなかったらもう諦めようと思いました。 WSReset.exeをタイプしリターンをヒットしましたが、やはり「ストアに接続できません・・しばらくしてからもう一度お試しください。」のメッセージが・・・。
もうこれまでかと思いましたが、いやいや、ここまでやったんだから再起動してもう一度WSReset.exeをやってみようと思い、リブート後に実行してみると・・・あらら、なんとストアに接続できてしまいました。 らっきぃ〜、うれし〜ぃ・・・。
下の写真はdell mini9とデスクトップ用のモニターを接続して、mini9にWindows8.1をインストール中のものです。
追伸-1 Dell mini9をWindows8.1にUpgradeしたことでmini9が体感的にきびきびと動くようになったような・・・そんな感じです。
Win8.1でもLBP-730はvistaドライバーで使えます。
追伸-2 Dell mini9はインストール後、英数字以外のキーボードの認識がおかしくなりました(キーボード上の表示と打ち込んだときにモニターに表示されるキャラクターが異なるのです)。いろいろとドライバを入れ替えてみて「標準PS/2キーボード」だとキーボードとモニターの表示が合致することを確認。 また、以下の手順でバッテリーの抜き差しを行った後は、リブート後も設定が保持されるようになりました。
「mini9の電源OFF」→「ACアダプター電源のプラグを抜く」→「バッテリーを抜く」→「(Fn)キーと(J)キーを同時に押した状態でACアダプター電源のプラグを刺す」→「電源ON」→「バッテリーを取り付ける」
オシロスコープ買っちゃった(I've bought an Oscilloscoooope!)
欲しかったオシロスコープ、購入しました。
巷でコスパがいいと結構評判の、Owon社のPDS-5022Tです。
秋月でも扱っていますが、Amazonで買いました。 理由は値段です。 Amazonでは送料無料で29,700円でした。 秋月では2013年10月現在30,400円です。
そして、これに通販の場合は送料が加算されます。 また、Amazonの場合1年間のメーカー保証が付いているのです。
これから先の電子工作ライフ、Enjoyできそうです。
SOPアダプタの作成 (Preparation of the 8pins DIP conversion board for my PIC writer)
PIC12F629Tの書き込みのためSOPアダプタを作りました。 作成に当たっては「nobchaの電子回路日記」さまのWebSiteを参考にさせて頂きました。
部品は下記の、秋月で入手した変換基板、蛇の目基板の切れっ端と足です。
これを組み立てました。
PICKit2を使った書き込みは問題なく行うことができました。 考案者の方に感謝です。
LEDドライバCL6808による定電流回路(Constant current circuit board for LEDs)
LEDドライバCL6808による定電流回路基板を作ってみました。 基板のサイズはおよそ18mmx18mmです。
33μH0.7Aのインダクターを使ったもの(右端)と、68μH0.69Aを使ったもの(残り4個)の2種類です。ショットキーは40V2A、キャパシタは4.7μF50Vのものとしました。
チップ部品の半田付けは苦にならなくなりましたが・・・老眼の方もヒタヒタと進んできているような・・・。
基板は「すさみ町で愛犬とのんびり暮らし」さまのWebSiteで公開されているレイアウトと回路図を基に作りました。
電子工作3年生としては、いつもながらに情報を公開してくださっている方には感謝しております。
将来、LEDで照明装置とか、非常灯とかを作ってみたいのですが、具体的なLEDの種類やレイアウトとか使用個数等は決めていないので、当然ながら電流値も未定です。 そのため電流値を決める抵抗はセットしていません。
LEDテスターの製作(LED Tester)
ご無沙汰しているLEDを使ったものを、また作ってみたかったので、前段階としてLEDテスターを作ってみました。
20mA, 30mA, 60mA, 70mA, 90mAでLEDの明るさとか、球切れとかの確認ができます。 Fluxと砲弾型の両方イケます。
タクトスイッチを押している間点灯します。
定電流回路はCCR(Constant Current Regulators)と呼ばれるチップタイプのものを秋月で購入ました。 下の写真の最上段列に並んでいる、長方形の小さな黒い粒々が定電流チップです。
電流値ですが、12VのACアダプターを接続した場合、90mAのところ(30mA+30mA+30mAのCCR組み合わせ)では実測84mA、60mA(25mA+25mA+10mAの組み合わせ)のところでは55mAとおおよそ6%〜7%ほど低めとなりました。
可変定電流LEDドライバ(Variable constant current driver for the power LEDs)
秋月で販売されているCL6087を使った、「可変定電流パワーLEDドライバキット」を参考にしてCL6808による可変定電流回路を作ってみました。
可変定電流装置があれば、パワーLEDの発熱具合等を事前に確認できますし、なにかと便利そうです。
パワーLEDの場合、電流値が多少増減しても・・・う〜ん、幅が割とあるかもしれませんが・・・明るさは見た目そんなに変わらないことが往々にしてありますが、放熱板の温度にはかなりの影響があるからです。
CL6808の発生した熱がヒートシンクに流れる状態も確認してみたかったので、ガラスエポキシ両面銅箔基板を使ってみました。
下記は秋月の回路図に基づいて、PCBEで描いてみた配置です。
回路はプラカッターを使う、エッチング不要のお手軽回路です。 青線は表の切り欠き、紫の線は裏面のヒートシンクと切り欠き、また、赤線は表面地這配線です。 半固定抵抗とターミナルは裏面で半田付けとなりますのでスルーホールで繋ぐようにしています。
結構手間取ったプラカッターでの切り欠きがやっと終わって、きれいに洗ってさぁ記念撮影・・・あらぁ、CL6808の上の0.1Ω抵抗の渡り部分の切り欠きがまだ終わってないし、おまけに半固定のスルーホールの横には図面にない切り込みも入れてるし・・・。
写真ではあっという間の組み立て完了です。 基板表面はチップ部品の半田付けを容易にするため、半田メッキをしています。
インダクターは68μH、今回は1.2A仕様です。
使用部品は秋月の回路図から少し変更しています。 10μFのコンデンサー並列2個の代わりにCL6808データーシート通りの4.7μFを1個としたとか、12KΩの抵抗の代わりに手持ちの10K+1K+1Kを組み合わせたりといった具合です。ツェナーはチップ部品がなかったので普通のリードタイプ1/2W品です。
秋月のキットの組立て説明書によると、出力電流は約300mAから900mAまでとのことですが、12VのACアダプターを接続した状態での自作品の実測値は半固定を左端に回した状態で979mA、右端に回した状態で107mAでした。
おおっ、秋月のキットより電流のレンジが広いじゃん・・・と満足しています。
これと上で作った「LEDテスター」と組み合わせると、LED確認用として20mAから1Aまでのほぼ全域をカバーできるかもと期待しています。
また、発熱ですが、979mAで10分ほど通電してみましたが、0.1Ω(1W品)の抵抗がほんのり暖かくなったくらいです。 無負荷だからかなぁ・・・結構発熱するかも、と期待もしていた?のですが・・・。
これで、パワーLEDの明るさとか、発熱のチェックが簡単にできそうです。
追伸-1 使い勝手をよくするために1Aの電流計と、半固定抵抗を撤去して10KΩのボリュームを取り付けました。
配線を変更したのでボリュームの右端が最大値となります。
12VのACアダプターを接続した無負荷状態では右端が980mAとなりました。 このボリュームを左に回していくと、左端手前で、電流計の読みが150mAあたりまで下がるのですが、さらに左に回して左端直前でピョッンと300mAに跳ね戻り、左端では300mAとなりました。 マルチメーターで測定しても151mAまで下がったところから左端で307mAとなります。 半固定抵抗とボリュームは同じ10KΩです。 理由はわかりません。 秋月の説明書の通りとなりました。
出力電流を計算する式Iout=(0.1xVadj)/(2.5xRs)に於いて電圧は0.5V<Vadj<2.5Vの範囲, 今回Rs=0.1なので計算上は200mA以下とはならないはずなので・・・。
次に15VのACアダプターを接続してみました。 この場合も無負荷です。 今度は左端で150mAとなりました。右端では1000mAをほんのわずかに切って990mA近辺です。 ボリュームの分圧の部分が下限の電流値にビミョーにかかわってきているようです。また、この15VのACアダプターですと、ボリュームを回したときピョッンと跳ねる動作もなく990mA辺りから150mAまでリニアに変わります。
取扱説明書にも「LEDのVFの合計プラス3〜5Vの電圧」とあるので、15V以上のACアダプターを使った方が良さそうです。
追伸-2 「もっと使い勝手をよく」、を追求するため、結局ケースに入れてしまいました。 ケースはタカチのSW125です。 電流計の針調整用のねじは、買って早々不覚にも電流計を机から床に落としたときどこかに行ってしまったので、黒のラバーシールを貼ってごまかしています。 電流計が壊れなかったのが幸いです。
使い勝手はよくなりました。 右の写真は放熱板に半田付けした日亜のチップLEDのNSSW157T(並列4個=下記写真左側)に400mA流して発熱の具合をチェックしているところです。このチップ用に使った放熱板はRGBパワーLED用です。
ちなみに、右側の1400mAまで流せる5WクラスのCREEのチップLEDの半田付けは、かなり難易度が高かったです。 放熱板に密着させなければならない上に、チップ基板側面はガラスエポ基板をそのまま切り出したもので、小口に半田を受け止めてくれるメタルの部分がないのです。 そのためチップ底の金属板の、その側面の非常に薄い部分に半田付けすることになります。 0.65mmφの半田ではうまくいかず、それではと、2年ほど前に秋葉原で見つけて興味本位で買った0.3mmのもの(写真右)を、今回初めて使ってみました。 なんとか半田付けに成功しました。 このCREEのチップLEDを単体で使う場合は、放熱基板付を買った方が無難と思います。
ウエッジT10 LED球 (T10 wedge base LED bulb for my Fiero)
T10のウエッジ球を作りました。
1つ目:
日亜のチップLEDのNSSW157Tを3つ使ったものです。 このLEDは明るいですが、発熱もします。
発生熱を考慮して電流を約120mAとするために抵抗は2W50Ω(チップ抵抗1W100Ωパラ)としました。 Fluxよりもかなり明るいですが、基板も熱くなりました。 基板の縁で体感50℃ほどです。LED自体はもっと熱いのですが、LEDから10mmほで指を離すと、熱はあまり感じませんので、車のレンズカバーとのクリアランスが10mm程度あれば熱の問題はないと思います。
最終的には大工センターで買った内径10mmのアルミパイプを10mmの長さに切断して天板とソケットの間に入れ、放熱性能を高めるようにしました。 なかなかうまく納まったと思います。
2つ目:
サイドマーカー(サイドウインカー)用です。
先端がOptsupplyの3チップ黄色Flux、側面は4個のシャープの琥珀色チップLEDです。 Fluxには90mA、チップLEDには60mA流せます。 5つのLEDを直列にして・・・VFがtipical2.2Vなので、5つ繋いでも問題ないのです・・・2W10Ωのチップ抵抗(1W20x2Ωパラ)を付けていますので各LED約60mA見当の電流です。 194Bulbより断然明るいです。 写真は赤みがかっていますが、現物は琥珀色というか・・・最近の車のLEDウインカーと同じような色合いです。
これも結構熱くなります。 10分ほどの連続点灯後にLEDに指を触れた時の体感温度は、50〜60℃ほどでした。 ただ、ウインカーは点灯/消灯を交互に繰り返すので、発生熱はこれ以上になることは考えられず、車のレンズカバーには影響を与えないと思います。
ストックのバイメタル式フラッシャーでは作動しませんが、電子式に交換しているので、たぶん使えるでしょう。
追伸-1 2Wのチップ抵抗がめちゃくちゃ熱くなりました。 まぁ抵抗に掛かる電力が1W以上なので、当たり前と言えばあたりまえですが・・・私にはこのあたりが体験してみるまで判らなかったのでした。
実験の結果、100mA以上流すと、抵抗は相当の熱を持ちます。
別の実験中、2W23Ω(チップ1W47Ωx2パラ)に12V電源を無負荷で接続したら、電流は500mAほど流れたのですが、チップ抵抗の2W23Ωを基板に固定している半田が抵抗の発生する熱で溶けてしまいました。 たぶん300℃以上になったんだと思います。 ちなみにこのチップ抵抗はまだ生きています。
LED5個直列は、発生熱の観点からみるとちょっと無謀だったように思われます。
熱的には1系統にLED3個、電流値で100mA辺りかそれ以下が適当と実感しました。 限られたスペースのT10では結構厳しーですね。
ということで、この作品は没としました。
3つ目:
既存のリフレクターを活用すべく、1つ目で作ったバルブ側面に日亜のNFSW036CTというチップLEDを取り付けてみました。 このLEDは0.5WクラスのパワーLEDで、350mAまで流せます。 これを側面に3個取り付けました。
NFSW036CTは相当発熱しそうなので、とりあえずは試作品として各40mA見当の120mAからスタートしてみようと考え、1W39Ωの抵抗を付けてみました。 NFSW036CTは40mAと電流も低く、色も先端のNSSW157Tに比べ黄色っぽく本領を発揮した状態ではありませんが、それでもアッチッチィと言うくらい熱くなりました。 NFSW036CTを使う場合は、放熱板なしではちょっときびしいかと・・・。
側面もNSSW157Tの方がいいのかもしれません。 改良の余地はありそうです。
1156シングルフィラメントLED球 (1156 Bulb)
今度はシングルフィラメント1156Bulbを考えてみました。 サイズ的には放熱板付きパワーLEDに小型のヒートシンクを付けたものと同じくらいです。 (註)下記のバルブは交換のために取り外した1156と同じサイズの2057(12V/21/5Wと同等品)とのサイズの比較です。 1156の電球部分の最大径は26.5mm、放熱板の径は20mmほどなので丁度いい感じです。
今回、バックライトと後部のウインカーにチャレンジしてみたいと思います。
左はCREEの5WクラスチップLEDを使ったバックライトです。側面のチップはリフレクター反射用の日亜のNSSW157Tです。 右はウインカー用で、メインが3Wの黄色パワーLED、側面はリフレクター用の黄色Fluxです。
メインのLEDは400mA辺りの電流値で行こうと思います。 400mAでも充分明るいです。
上で作った可変定電流電源400mAで10分程通電して発熱を確認してみた限り、発熱の大きいCREEのほうでもほんのり暖かだったので、側面のLEDの発生熱を合算しても、あと定電流回路の熱を入れても、このヒートシンクの構成でいけるんじゃなかろうかと・・・。
LEDバルブを作る際一番注意しなければならないのは、熱です。
温度が高すぎるとレンズカバーの変形とか、致命的な結果を招くことになります。 7年ほど前ハイマウントストップランプをフィエロストアーで買ったものに交換したのですが、この製品はプラスチックレンズの熱耐性が悪く、純正のバルブが発生する熱には耐えられなくすぐにグニャッと変形してしまったのです。 一般的なポリカのカバーだと130℃程までいけますが、アクリルだと60℃ほどまでしか保たないので、フィエロストアーのプラスチックレンズは安く仕上げるのにアクリルを使っているのかなぁ。 このためランプ自体をLEDに改造した苦い思い出があるのです。
話が逸れましたが、定電流回路には秋月で販売されている317と同等な可変電源ICのAZ1117H-ADJ考えてみました。 最大電流800mAまでイケるとのことです。
電流値はIout=1.25V/Rで算出できます。
基板にメイン用と側面用の2回路配置してみました。 基板は熱の伝導性を考慮してガラエポ基板としました。 基盤のサイズは12x34でヒートシンクにすっぽり収まります。ヒートシンクに固まるシリコンで貼れば排熱もスムーズにできるはずです。
電流値は400mA辺りを狙って3Ωの抵抗(1W8.2Ωx1+1W4.7Ωx1のパラ)としました。
さあ楽しい実験です。
片側1回路分を使ってを作動状況を実験してみました。
12Vの電源を接続するとマルチメーターは瞬間417mAと出るのですが、みるみる数値が下がります。 まったく安定していません。 タンタルの代わりに普通の10μFと22μFのチップコンデンサを使ったからかなと思い、電源側に0.1μFのチップコンデンサを追加してみましたが、変化ありません。
AZ1117H-ADJに触ってみると・・・うわぁっ、と触れられないほど強烈に熱いです。 電源を入れると急激に熱くなります。
そこでAZ1117H-ADJにシリコングリースを塗り、ヒートシンクに貼り付けて試してみましたが、AZ1117H-ADJの表面積が小さいため(米粒で表現すると3粒分ほどのサイズです)、熱がヒートシンクに伝達される前にAZ1117H-ADJがめちゃくちゃ熱くなってしまい、ヒートシンクも機能しない状態です。
こりゃぁアカン、400mAなんてとてもじゃないけど無理。
このSOT-223パッケージでどうやったら800mA引き出すことができるのか、だれか教せーて。
・・・ということで電流値を決める抵抗を4.7Ωから20Ωまでと・・・いろいろ代えてやってみました。
その結果12V電源の場合、電流値が100mA以下ですと、マルチメーターで表示される電流値はぶれないで安定します。
AZ1117H-ADJもそこそこの熱さでした・・・とはいってもヒートシンクは必要そうです・・・。
このことから、余ったICは12V電源では今後は100mA以下で使おうかとも思います・・・実は電球6個分として、2パック=20個も買ってしまったのです・・・でも、それだとCCRの方が、場所をとらずによさそうだし・・・、それとも低い電源電圧で使おうか・・・と今のところ利用方法を思いつきません。
メインLEDの定電流回路はCL6808を使ったものに変更です。
基板ですが、上のAZ1117H-ADJを使った基板と同サイズにするのでインダクターは秋月の33μH0.7Aとしました。
CL6808はこの程度の電流ですと(抵抗は1W1Ωx4パラ=0.25Ωで計算上の電流値は400mAですが、抵抗とかその他の誤差で実測値は423mAとなっています)ほとんど発熱していません。 ベリーグゥです。 さすがにLEDドライバというだけのことはあります。
側面のリフレクター用のLEDは1列20mA辺りの電流値となるように抵抗を決めました。
左は口金は取り付け前のLEDドライバ基板を組み込んだ一応最終形です。 右はこれに口金を取り付けた状態です。
見た目は良くないですが、まぁレンズカバーの外からは見えないので機能的に満足できればいいのです。
点灯したらこんな感じです。 左がバックライト、右がウインカー用です。 バックライトのメインLEDは400mAと電流値を抑えているので、色は若干黄みがかっています。 どちらもまぶしくて、直視はできません。 バックライトの側面LEDはもう少し電流値を落としても良かったような。
気になる温度ですが、まずバックライトの方は、最初の1分まではヒートシンクはほんのりの暖かさ・・・30℃くらい、3分後は40℃ほど、5分後はかなり熱く50℃ほどとなりました。 ギアをリバースに入れて後退する時間はせいぜい1-3分以内と思いますので、許容できる温度かと。
次にウインカーの方ですが、連続点灯時の温度です。 同じく1分後のヒートシンクはほんのり、3分後は50℃ほど。 バックライトより熱いです。 5分後は55℃くらい。 10分間連続点灯してもヒートシンクに触れることができ、やけどの恐れはなかったので、問題はないかなと思います。 この発熱ですが、LEDというよりも、どうも抵抗の発熱に起因するところが大のような気がします。
以上すべて私の指の体感温度計による測定でした。
1156/2057用定電流LEDドライバ(constant current driver for the 1156/2057 Bulbs)
上で作った1156バルブは側面のリフレクター用LEDのチップ抵抗がかなり熱くなったので、抵抗による発生熱量を無くすため、上の1156と同じサイズの基板上に、抵抗を廃してCL6808を使った2回路分の定電流回路を設けました。 基板は、この面積の中に2個のインダクター、2セットのドライバーIC等を納めるため、ガラエポ両面基板とし、片側にインダクターとコンデンサ、反対側にCL6808、ショットキーと抵抗を配置しました。
電源2系統(BrightとDim=ダブルフィラメント)の2057用としてでも使えるように作ったのすが、2057の場合はリフレクター用のサイドLEDを設けた時、この2つの定電流電源からはとれませんので、Vinから取り込んでCRDかCCRを噛ます必要があります。 抵抗だと側面4個のLEDをカバーするのはちょっと厳しいかと思います。リフレクター用のLEDの電流値はLED1個当たり、発生熱を押さえる点から、20mA程度近辺、全体で70-90mA近辺でCRDやCCRを選定した方がいいように思います。 実験の結果20mA程度でも、シャープのチップLEDや日亜のNSSW157Tはそれなりに光りました。
なお、2057の口金の底にある2つの「プラス」の「ボッチ」はどちらがBright(ストップ)でどちらがDim(スモール)かは決まっていますので配線を間違えないよう注意が必要です。
基板はプラカッターを使用したお手軽基板です・・・が量が増えるとお手軽とはいえなくなります・・・。
CL6808は400mA程度では熱を持たないので、使い勝手がとてもいいです。
後部のウインカーは万一の場合は長時間作動させる可能性があるので、抵抗が発生する熱が心配で作り直そうかと考えています。
フィエロのサイドマーカー用定電流回路 (constant current driver for the Marker Light)
ウエッジT10のサイドマーカー(側面のウインカー)用バルブはT10に組み込んだ抵抗がめちゃくちゃ熱くなって没としました。
この抵抗の代わりとして、サイドマーカーLED用にCL6808の定電流回路を作ってみました。
ここで注意しなければならないことは、フィエロのサイドマーカーはフロントのPark/Turnの2057バルブと連動していることです。
サイドマーカーをLEDバルブに変更した場合、Park(ポジションライト)がoffの時、すなわち昼間はサイドマーカーは作動しますが、夕方になってparkをonとするとかヘッドライトを点灯するとサイドマーカーは作動しません。 これはLEDに極性があることに起因します。
詳しくは配線図の説明となるので、ここでは省略しますが、白熱電球の194バルブ(ウエッジT10と同等品)の場合、電流がプラス側からマイナス側に流れても、逆にマイナス側からプラス側に流れても、どちらの場合もフィラメントが発光し、点灯しますが、LEDはそういう器用なことはできないという点です。
Parkとかヘッドライト点灯時にサイドマーカー(ウインカー)が作動しないということは、車検にパスしないだけでなく、事故に直結してしまいます。
これを回避するために、サイドマーカーをLEDバルブに変更する場合は、サイドマーカーソケット入口にダイオードブリッジを噛ませて、極性をなくす必要があります。 ダイオードブリッジはチップ部品を使ってもそこそこの大きさになるので、T10ウエッジベースに組み込むことはできません。
下左の写真の基板は今回作った定電流回路で、小さく納めるために、ガラエポ両面基板としました。
左側は基板片側面のブリッジダイオード、右はその反対側の定電流回路部分です。 インダクターは今まで使ってきたものと同じ33μH0.7A品です。 このインダクターは背が低い(3mm)ので省スペース化に向いています。
ブリッジダイオードを取り付ければ、極性に関係なくLEDは点灯します。 右の写真はフィエロのワイヤーハーネスからサイドマーカーのソケットを切り取って基盤を取り付けた状態です。
元々の194バルブが270mAですので、定電流回路の電流値は270mA近辺となるように抵抗値を設定しました。 LEDから194バルブに戻した場合にも従来通り問題なく使えます(写真下左)。 また、5個のLEDに各60mA弱サプライできますし、琥珀のチップLEDのmax60mAの要求にもミートします。
サイドマーカーバルブを194から自作LEDバルブに交換しても、消費電力は同じなので、省エネとはなりませんが、明るくなり、点灯/消灯時の「キレ」がよくなるメリットはあります。
基板のサイズは25mmx11mmですが、もう5mmほどは短くできそうです。
基板を熱収縮チューブでカバーして、ゴム系の接着剤でチューブ開口部の防水処理をして完成です(写真下右)。
追伸-1 えーと、ウエッジT10LED球の「2つ目」で作ったサイドウインカー用のLEDバルブから抵抗を取り除いたものを作って、このソケットに接続してみたところ、シャープのチップLEDは、かなり熱くなりました。 194バルブより熱いです。 こりゃ、ダメだぁ。
194より熱くなるとなれば、レンズカバーへ影響を与える可能性があり、これは致命的です。
max電流近くまで流したのが原因かもです。 それに比べ秋月/Optsupplyの3チップFluxはシャープより熱くなっていません。 こちらはmaxが90mAなので余裕あり?
・・・ということで、すべてを秋月/Optsupplyの3チップFluxLEDを使ったものに、作り直しました。 5つ直列です。 当初は直列3個+直列2個のパラで組んだのですが、なぜか直列2個の方のみ点灯したので、5つをシリーズとしました。 各グループ毎に抵抗で電流制限をかければパラでイケるのでしょうが・・・。
ミラーボールのようで、なかなかうまくできたと自画自賛です。
ただこのバルブの径の最大値が14.4mmとなり、194の10.3mmφより大きくなってしまったので納まるかどうかです。
270mA流すとめちゃくちゃ明るくなりましたが、シャープのチップLEDほどじゃないですが発熱もそこそこあります。
Flux5個だと120mA近辺でも194より遙かにあかるいのです。
可変定電流電源を使って目視で明るさを確認すると、200mAまでは明るさが変わるのが判りますが、200mAを超えると電流値を上げても明るさの変化をうまく確認できません・・・というか、明るさは見た目そんなに変わったように感じませんのです・・・反面温度はどんどんあがります。
発熱量は120mA辺りが30分間の連続点灯で体感温度は40℃くらい、160mA辺りが、50℃くらい。 120mAと160mAでは、見た感じ明るさはほとんど同じ。
そこで目標を120mA近辺として、定電流回路の電流設定抵抗を0.825Ωに変更しました。抵抗変更後の実測電流値は1つが146mA、もうひとつのものが144mAでした。 この電流値でも結構明るく視認性はいいです(写真下)。
左の写真と右の写真の電源接続部のワニ口(の色)に注目してください。
電源のプラスとマイナスを逆にしても、ダイオードブリッジのおかげで、LEDは点灯します。 基板には、熱収縮チューブを被せる前に、屋外仕様となるため、表面にグリーンレジストを塗っています。
ちなみに、ソケットを挟んでいるのは、PFF(Pennock's Fiero Forum)のスクリーンネームDodgerunnerさんに教えてもらった、角材に竹製の洗濯ばさみを貼り付けた半田作業用のマジックハンドです。 とても重宝しています。
この電流で194はどの位の明るさとなるのかなぁーっと試して見たところ、270mAが昼間の明るさとすると、146mAでは白々と夜が明け始めた時の明るさでした。 残念ながら、もう194は使えません・・・球切れの場合・・・うーんLEDバルブの防水はエポキシできちんとやったので、あとはOptsupplyの製品の耐久性に期待するだけです。 でも予備のLEDも作っておいた方がいいのかなぁ・・・。
追伸-2 やはり194バルブが使えないのは何かと不便なので、ソケットの入口にはダイオードブリッジのみを配置して、LEDバルブの中にCCR(30mAx2個+30mAx3個)と逆流防止用のチップダイオードを組み込むことにしました。 写真はCCR(On
SemiのNSI45030AT1G=黒い物体)を取り付けた時点で撮影したものですが、3粒の方は取付けにはちょっと苦労しました。
追伸-3 このFluxを5個使った、ミラーボールのバルブは、取り付けることができませんでした。
フィエロのサイドマーカーのバルブはレンズカバーの円筒チューブの中に差し込むのですが、チューブはうまく通ったのですが、先端部が少し狭くなっていて、これに支えてしまいました。 狭くなっているところまでは、確認していませんでした。 残念・・・。
追伸-4 ここで大きな大きな大間違いに気がつきました。
複数個が直列に接続されたLEDの電流値を決める抵抗の計算とCCR/CRDの使い方の間違いです。
まずCCR/CRD等の定電流回路ですが、複数のLEDを直列に繋いだの場合(繋げる個数は電圧により個数に制限があります)、どのLEDにも同じ電流が流れるので、たとえば上の「追伸-2」の場合、LEDに30mAの電流を流したい場合、各ブロック(LED3個直列とLED2個直列)に30mAのCCRをそれぞれ1個付ければよかったのですが、LED1個につきCCR1個の計算で作ってしまいました。
「追伸-2」の場合では、実際にはLED3個直列側には90mA、LED2個直列側には60mAの電流が流れます。
定電流値を、LEDに流す合計電流で決めていました。
また、抵抗値の計算ですが、これも間違っていました。 たとえば、T10のウエッジ球「1つ目:」の日亜のチップLED NSSW157Tを3つ使ったものですと、各LEDに40mAを流したかったのですが、『(3個分トータルの)電流を約120mAとするために抵抗は2W50Ω(チップ抵抗1W100Ωパラ)としました』と書きました。 猛烈に熱くなったのは、実際に120mA流してしまったからでした。
120mAというのがそもそもの間違いで、このLEDのVF=3.1V、流す電流値を40mAとして抵抗値を求めると、LEDの電圧=3.1x3=9.3Vとなり、これに逆流防止用ダイオードの電圧0.6Vを加え、抵抗値を求めると、(14.4-9.3-0.6)/0.04=113Ωとなり、抵抗器は100Ωから120Ωあたりをセレクトすればいいことになります。 また、抵抗器の電力は40mAx40mAx128Ω=0.20Wとなり、1/4Wかそれ以上の抵抗器を選べばいいのです。
ここでもLEDに流す合計電流で抵抗値を決めていました。
ということで、上で作ったバルブはすべて過電流のオーバードライブです。
電流値/抵抗値は間違っていますので絶対に参考にしないでください。
LEDが破損する危険性があります。
どおりで熱くなるはずです・・・(^^;。
しかしながらここでへこたれるわけにはいきません。 IF=90mAのLED4個組のものも作ってみました。 胴の部分は三角形です。 発熱を抑えるため、CCR
25mAx2=50mAの定電流でのドライブです。
明るさは194(右の写真の上の方)と同じくらいか、ちょっと暗いのかなぁ。
残念ながら、このバルブも支えて、取り付けできませんでした。
ネットで見かけた3mmのLEDを6個使ったT10を作ってみることにしました。 早速T10ウエッジ基板を千石で買ってきました。
LEDは黄色の超高輝度のものですが、、半減角が30°なので、少しでも光を拡散するため外周部のLEDは若干外に向けています。 LEDは20mA駆動なので18mA
のCRDをLED3個直列に対し1個使っています。
今までに何種類かのウィンカー用T10バルブを作りましたが、LEDの表面温度、明るさの点からこのバルブがベストとなりました。
明るさは、正面からはまぶしく直視できないほどですが、側面の明るさは、半減角が30°ですので、上で作った4LEDバルブと大差なしです。
LED表面温度は10分間の連続点灯でも、ほとんど熱を持ちません。 LEDの表面温度が低いことは、レンズカバーに熱の影響を与えないので歓迎すべきことです。そしてバルブの径ですが、多少のバラツキはありますが、大体11.5mm程度でチューブの先で支えることなく取り付けることができました。
サイドマーカー用のバルブとしては、Flux1個仕様も考えられますが、Fluxとするか、このタイプとするか・・・くらいしか選択肢はなさそうです。
ちなみにフラッシャーは電子式に以前交換しているので、このLEDバルブで無事作動しました。
LEDを使った就寝用常夜灯(パッと暗くなったときに約1分点灯)(One minute Night-Light automatically activates
when turned the room lamp off)
知人から、とても便利なのでもう一つ作って、という依頼で、「電子マスカット」さまの電気を消したとき・・・パッと暗くなったとき・・・約1分間点灯するライトを作りました。
このライトを使っている人からは、非常に便利と、とても評判がいいのです。
我が家のものは単3電池4本交換することなくほぼ22ヶ月もちました。 省エネのすばらしい設計です。
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